KAWASAKI ESTRELLA

隔月連載「ニッポン大陸」紀行
福島県・磐梯吾妻〜南会津で秋満喫の旅

No.
151
隔月連載「ニッポン大陸」紀行福島県・磐梯吾妻〜南会津で秋満喫の旅

この企画に登場しました!

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見た目はクラシカルだが、乗り味は素直でオールマイティ!

今回の相棒は、ブランドとしてはもう20年以上も受け継がれている名車、エストレヤだ。見てのとおり、レトロっぽさを追求し、徹底的にシンプルな車体構成を持っているバイクである。エンジンは空冷単気筒。エンジンとフレームの間から向こう側が見えるほどスカスカで、スペックの数値だけを見れば特筆すべきところはとくにない。コイツで、ライダーの大好物(?)である山岳ワインディングロードを走りまくったわけである。…というと「エストレヤって250cc単気筒でしょ? ワインディングを走るのはキツかったんじゃないの?」と思う人もいるのではないかと思う。結論から言うと僕は、排気量が250ccもあれば日本全国どこでも楽しくツーリングできると思っているのだ。そりゃあ「ガンガン飛ばすビッグバイクにピタリとついていけ」なんて言われたらキツいだろうけど、250cc空冷単気筒のエストレヤだって、十分ワインディングロードを楽しむことができるのだ。

見た目には思いっきりクラシカルだが、乗り味にクセがあるわけでもないし、わりとどんなシーンでもオールマイティにこなしてくれる。それこそ、ワインディングで自分の思ったとおりのラインをねらって走るというのも楽しいのである。見た目が丸っこくてかわいいので「街中をトコトコ」「ゆったりのんびり」というイメージを持っている人もいるかもしれないが、あえてスポーツ走行を意識して走ってみても「アリだな」ということに気付かされるだろう。また、オンロードモデルではあるけれど、足着き性がよく、車重も軽いのでちょっとしたダートに出くわしたときの不安感も少ない。まさに、懐の深いバイクなのである。

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エストレヤのアイデンティティでもある、空冷単気筒エンジン。2014年モデルはパワーユニット関係のセッティングを見直すことで、低中速域でのトルク向上が図られている

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独特な形状のマフラーが印象的。これは“キャブトンタイプ”などと呼ばれる形状で、クラシカルな雰囲気を演出している。パルス感がありつつもジェントルなサウンドだ

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最近のバイクはタンクまわりも凝った形状になっているモデルが多いが、エストレヤは丸みを帯びたティアドロップ型。2014年モデルでは立体エンブレムが与えられた

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シートのデザインも、どことなくレトロっぽさを感じさせるもの。前後で座面のくぼみが分けられており、タンデマー側の座面もしっかりと確保されているのがうれしい

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昨今主流になってきた“マルチリフレクター”ではなく、レンズカットにより配光する丸型ヘッドライトを採用。現在においては逆に新鮮に見えるから不思議だ

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スピード・タコのシンプルな2眼式メーターは、何だかんだ言ってもやはり見やすい。文字盤の周りにはクロームメッキのリングがあしらわれ、高級感も演出されている

SPECIFICATIONS

全長×全幅×全高
2,075×755×1,055mm
軸間距離
1,410mm
シート高
735mm
車両重量
161kg
エンジン型式・排気量
空冷4ストロークOHC2バルブ単気筒・249cm3
最高出力
13kW(18ps)/7,500rpm
最大トルク
18N・m(1.8kgf・m)/5,500rpm
タンク容量
13L
価格
53万3,520円

※記事の内容はNo.151(2014年10月24日)発売当時のものになります

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