SUZUKI GSR750 ABS

隔月連載「ニッポン大陸」紀行
千葉県・南房総 “波の伊八”を訪ねる旅

No.
157
隔月連載「ニッポン大陸」紀行 千葉県・南房総 “波の伊八”を訪ねる旅

この企画に登場しました!

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身構える必要なしで気軽に乗れちゃう!

今回のツーリングは、スズキがリリースするストリートファイター的デザインのネイキッド、GSR750を使用してみた。コイツのエンジンはスーパースポーツモデル、GSX‐R750ゆずりのものであり、そしてこの近未来的・攻撃的なフォルムである。いかにもスポーツ性能が高そうなので、ビギナーの中には「ベテラン向けのバイクじゃないの?」といった先入観を持っている人もいるのではないかと思う。しかし、それはもちろん完全な誤解だ。現行車両はどんなモデルであれ“扱いやすさ”が追求されているものだけど、GSR750はまさに、ビッグバイクビギナーにもオススメできる1台といえる。

今回のツーリングではシーサイドロードを走ることが多かったのだけど、終始のんびりとしたペースでもエンジンは非常に扱いやすく「スーパースポーツゆずり」というキャッチフレーズに身構える必要はまったくないことに気付く。むしろ、なめらかに回る並列4気筒エンジンのおかげで、クルージングスピードが非常に快適なのである。

高速道路の合流で、試しにアクセルを大きめに回してみると「さすがナナハン!」というパワーを感じることができたけれど、その一方でビッグバイクに慣れていないビギナーも受け入れてくれる優しさがある。排気量的には大型二輪免許が必要なバイクではあるけれど、そこまで大きなサイズではないので取りまわしもしやすい。攻撃的なフォルムとは裏腹に、オールマイティに使えるバイク。非常に完成度の高い1台と言えるだろう。

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GSR750のもっとも目立つポイントといえば、やはりこのヘッドライト。エッジを効かせた攻撃的デザインで、ライトの両側にはブルーレンズポジションランプを装備

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メーターはアナログ式のタコメーターと多機能デジタルの組み合わせ。液晶画面には、スピードの他にギヤポジション・水温・燃料・時計・燃費計などを内蔵する

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一般的なネイキッドのハンドルはもう少し上方に持ち上げられているが、GSR750のハンドルはやや低め。しかしまたがってみると、それほど前傾はキツくない

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フロントフォークはレーシーな倒立タイプを採用。またブレーキにはABSが標準で装備されているので、パニックブレーキのときにもホイールがロックするのを防いでくれる

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エンジンはGSX‐R750をベースにしたもので、低速域の燃焼効率向上が図られている。スーパースポーツゆずりというと身構えてしまうが、低速域から非常に扱いやすい特性となっている

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タンデムシートはキーだけで簡単に取り外すことができる。シート下にはわずかなスペースがあるが、収納できるのは書類とウエスくらいだろうか

SPECIFICATIONS※[ ]内はツートーンカラー

全長×全幅×全高
2,115×785×1,060mm
軸間距離
1,450mm
シート高
815mm
車両重量
213kg
エンジン型式・排気量
水冷4ストロークDOHC4 バルブ 並列4気筒・749cm3
最高出力
78kW(106ps)/10,000rpm
最大トルク
80N・m(8.2kgf・m)/9,000rpm
タンク容量
17L
価格
96万9,840円[100万2,240円]

※記事の内容はNo.157(2015年4月24日)発売当時のものになります

ツーリングの様子など、より詳しい情報は本誌でチェック!