YAMAHA TRICKER

特集バイクがあればこんなに楽しい
林道ツーリングで広がる世界

No.
157
特集バイクがあればこんなに楽しい林道ツーリングで広がる世界

この企画に登場しました!

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気負わず乗れて走る道を選ばない

純粋なオンロードバイクともオフロードバイクともどこか違う、一見して明確なジャンル分けができないスタイリングを持つトリッカー。それもそのはず、このバイクは“フリーライド・プレイバイク”という既存の型にはまらない独自のコンセプトを掲げてリリースされたモデルなのだ。

スリム&コンパクトな車体は見た目からするとやや力不足を予想する人がいるかもしれないけれど、今回、高速道路・街中・オフロードと走ってみて、それは杞憂だと自信を持って言える。高速巡航で多少風にあおられるのは、一般的なオフロードバイクと同レベルで想定の範囲内。びっくりするような加速性能はないけれど、普通に巡航する分には十分な性能だ。リラックスしたポジションは体の動きの自由度が高く、軽量で取りまわしもラクだから気をつかわない分、総合的に見ると疲れにくい印象を受けた。
街中では、その車体を活かしてキビキビ走れるし、小回りが利いてUターンもしやすい。そして特筆すべきは、ダートでの安定した走行性能。セローと共通の単気筒エンジンは、低速域からとてもよくねばってくれて、道もなんのその。フルサイズではない分、振られ方も少なくて済み、トコトコと軽快に走ることができた。

扱いやすくて気負わず乗れるからビギナーにオススメなのはもちろんだけど、走る道を選ばないそのスタイルは、ベテランが乗ってもバイクの楽しみ方を広げてくれるモデルだと思う。乗り手しだいで自由にどこまでも。いろんな遊び方のできるとても懐の深い1台だ。

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空冷単気筒エンジンは、セローやXTと共通。低速域から力強いトルクでよくねばってくれる特性で、街中ではキビキビと、そして凸凹道もグングン走ってくれる

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フロント19インチ、リヤ16インチの特徴的な足まわりは軽快なハンドリングや運動性能と、足着き性の向上を追求。ホイールのリムはアルミで、軽量化にもつながっている

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丸くてコンパクトなヘッドライトはトリッカー専用設計。小ぶりな砲弾型ウインカーとともにかわいらしい顔付きで、車体とのバランスもいい。夜間の照射性や非視認性も十分

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アナログタイプのシンプルで見やすい速度メーターを採用。メーター右側のインジケーターランプは左からウインカー・ニュートラル・フューエルの順に表示

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スリムなタンクは容量7.2リットル。ニーグリップしやすく、足も出しやすい。ポジションの自由度が高いので、シート上で体をずらしたりスタンディングもOK

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ミドルクラスの国内ラインナップの中ではトップクラスのハンドル切れ角(左右各48度)を持つ。抜群に小回りが利き、狭い道でのUターンもラクラクだ

SPECIFICATIONS

全長×全幅×全高
1,980×800×1,145mm
軸間距離
1,330mm
シート高
810mm
車両重量
125kg
エンジン型式・排気量
空冷4ストロークOHC 2バルブ 単気筒・249cm3
最高出力
14kW(18ps)/7,500rpm
最大トルク
19N・m(1.9kgf・m)/6,500rpm
タンク容量
7.2L
価格
42万7,680円

※記事の内容はNo.157(2015年4月24日)発売当時のものになります

ツーリングの様子など、より詳しい情報は本誌でチェック!