KAWASAKI NINJA1000ABS

連載新車体感 ニューモデルインプレッション

No.
182
連載新車体感 ニューモデルインプレッション

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※公開中の誌面内容はNo.182(2017年5月24日)発売当時のものになります

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人気のニンジャ1000が満を持してモデルチェンジ。トラクションコントロールのブラッシュアップに、なんと時流のボッシュ製IMU(慣性計測センサー)を採用。その車体には、アグレッシブさと、ツアラーとしての扱いやすさが共存することになったのだ…

文:谷田貝洋暁/写真:武田大祐

慣性計測センサーの搭載でアグレッシブかつ快適に!?

スタイリング変更やLEDの採用、パニアケースステーの標準装備化などなど変更点はいくつもあるが、やはり目玉は慣性計測センサー(IMU)の搭載である。最近よく聞くこのIMUとは何モノか? わかりやすく言えば、携帯電話の縦横の画面を切り換えるセンサーのオバケと思って間違いない。前後、左右、上下の3方向への傾きと、それぞれの回転方向の動きを同時に感知。つまりバイクがどんなスピードで、どのくらいの角度で寝て走っているのかをリアルタイム(正確には5/1000秒)で把握。その情報に合わせたトラクションコントロールやABSの介入を行なっている。

 

で、実際に走ってみるとどうか? いやね、ほんとにラクなんです。普通、リッタークラスのスポーツバイクでコーナリングするともなれば、有り余るパワーをコントロールするのに、アクセルワークにスゴく気をつかう。だけど、この最新の電子制御のおかげで、新型はタイトなコーナーだろうが、パニアケース付きだろうが、アクセルをグイグイ開けていけるのだ。

 

ひと昔前まで“刺激”と“快適”という要素はバイクの中で相容れないモノであった。刺激的なバイクは集中して乗る分には楽しい反面、だらっと走れない。一方、旅で疲れない工夫がされた快適なバイクは疲れにくい反面、刺激に欠ける…というワケだ。

 

ところが最近の電子制御技術のおかげで、この2つの相容れない要素が1台のバイクの中でバランスできてしまう。新型のニンジャ1000は、まさにそんなマシンの最右翼にいる。

 

IMUによる制御はブレーキング時にも適応され、コーナリング時にブレーキをかけてもスリップダウンを防ぐのはもちろん、車体が起き上がらないようブレーキの効き具合も制御してくれる

 

KAWASAKI NINJA1000ABSのディティール紹介

乗車ポジション&足つき

身長:172cm/体重:68kg
またがってみると815㎜のシート高はすこし高めに感じるが、車体中央が絞り込まれているおかげで、ほんのすこしだけカカトが浮く足着き性となった。上半身は、前傾しすぎずツーリングにも十分対応するアップライトなポジションだ

SPECIFICATIONS

全長×全幅×全高
2,100×790×1,185(ハイポジション時:1,235)mm
軸間距離
1,440mm
シート高
815mm
車両重量
235kg
エンジン型式・排気量
水冷4ストロークDOHC 4バルブ並列4気筒・1,043cm3
最高出力
104kW(141ps)/10,000rpm
最大トルク
111N・m(11.3kgf・m)/7,300rpm
タンク容量
19L
価格
127万4,400円(税8%込)
メーカー製品ページ

https://www.kawasaki-motors.com/mc/lineup/ninja1000/

※記事の内容はNo.182(2017年5月24日)発売当時のものになります