HONDA SuperCub C100

特別レポートおめでとう累計生産台数1億台 歴代カブ試乗会

No.
183
特別レポートおめでとう累計生産台数1億台 歴代カブ試乗会

この企画に登場しました!

SuperCub C100とは?

当時の2輪車のほとんどが2ストロークエンジンを搭載するなか、耐久性や低燃費、扱いやすさなどから4ストロークエンジンを採用。基本的なスタイルを変えることなく、世界各国で長く生産・愛用され続けている

インプレッション

エンジンをかけて驚くのはその歯切れのいい音。スーパーカブといえば早朝の新聞配達のために排気音も静かと相場が決まっているものだが、このころはまだまだおおらかな時代だったのか、新聞配達御用達になる前だからか、わりと大きな音の乗り物だったもよう。また車体も現代のカブに比べるとかなりコンパクトで、昔の日本家屋に上がり込んだときのように“当時の日本人は体が小さかったんだなぁ”と実感する。しかし、走れば「ご先祖様もやっぱりカブなんだ…」と、現代のカブに通じるカブらしい走りがある。具体的にドコがどういうふうに? と聞かれると困るのだが、単なる実用車ではない、“FUN”な部分というか、遊び心があり、走っているとついつい笑顔になってしまう楽しさがある。

カモメが羽根を広げたカタチをイメージしたプレス成型のハンドル。配線が極力隠されたり、凝ったデザインは現代でも十分通用しそうなデザインだ

現代のスーパーカブまで続くアイデンティティであるレッグシールドはこのC100の誕生に由来する。60年間大きくカタチが変わっていないことに驚く

スロットルワイヤーはハンドル中通し式で見た目もスッキリ。おか持ち仕様スイッチはこのカブから始まった

現代とは違い、このころのカブのイグニッションキーはレッグシールドまわりではなく、車体左のサイドカバー部分にあった

100km/hまで目盛りが切られた速度計と積算距離計だけのシンプルなメーター。カタログ上の最高速度は70km/hだったとか

生産性にすぐれ、軽量な車体なら乗り心地もいいボトムリンク式のサスペンション。カブシリーズに長年採用された足まわりだ

小ぶりな荷台に後端がはね上げられたフェンダーなどなど、実用的ではあるがそれだけにとどまらないデザインセンスに驚く

SPECIFICATIONS

車両重量
65kg
エンジン型式・排気量
空冷4ストローク OHV単気筒・49cm3
最高出力
4.5ps/9,500rpm
最高速度
70km/h
機能
自動遠心クラッチ付3段変速
当時価格
5万5,000円 ※試乗車両は1960年式

※記事の内容はNo.183(2017年6月24日)発売当時のものになります

歴代カブ試乗会はタンスタ No.183に掲載されています