今年の10月は本当に雨がよく降った。取材を予定していたイベントが台風の影響で中止になったり…。プライベートで参加するつもりだった筑波サーキットの走行会も雨…。走行会は前払い制なので『走らないから』と返金されるわけではない。『もったいない!』と走った挙句、転倒したり、体調をくずす可能性も。なので今回は勇気ある撤退を決意したしだい。
プロレーサーであれば雨の日でも走らなければならない。草レーサーも参戦するレースがいつもドライで走れるという保証はない。ウェットでの練習も必要だろう。僕はサーキットを走るのは好きだけれど、ソコまで求めてはいない。あと何より心配なのはケガをしたり、風邪をひいたりすると仕事に大きな影響をおよぼしてしまうこと。ただでさえギリギリでやっているのに、一人抜けたらフォローする方も大変。
普段バイクに乗るときは細心の注意を払っているので、よほどのことがなければ転倒からのケガはないと思う。これからの時期、それ以上に注意しなければならないのが『風邪』だ。昔から風邪はあまりひかない方なのだけれど、一度かかると4~5日寝込んでしまう。なので手洗い・うがいは当然のこととして、自衛対策にも力を入れる。
とくに注意しなければならいのが『人混み』だ。普段はバイク通勤しているので電車に乗ることはほとんどない。ロケもあまり人がいない時期に、人があまりいない場所で行なうことの方が多いのであまり気にしないのだが、人混みに行く際に欠かせないものがある。それはマスク。少しでも移されるリスクを減らすためだ。
10月は雨が多かっただけでなく、気温も下がっている。周りでも風邪をひく人がチラホラと。そんなときに開催されたのが東京モーターショーだ。プレスという立ち位置なので、行くのはプレスデーのみ。一般公開日に比べれば会場を訪れる人数は少ないが、僕にしてみれば十分なレベルの人混みだ。なのでマスクを装着して、ゆりかもめに揺られて国際展示場に向かう。
会場に到着してウロチョロしていると、いろいろな人に声をかけられる。「あれ? 風邪ひいたの?」と。風邪をひいて周りに被害をおよぼさないようにするためにマスクを着用する人は多いと思うが、僕は自衛のためにマスクをしているのだ。そのため僕の中ではカイロよりも寒い時期には欠かせないアイテムになっている。
おかげでここ数年風邪をひいていないが、悩みがある。これからどんどん寒くなっていく。メガネっ子の僕は『くもり』が気になるのだ。いろいろな防止法を試しているが、決定的な解決策は今のところ見つかっていない。まぁ、人混みに行く機会はあまりないので我慢すればいいのだけれど…。