庭の観察日記(初秋)

なんだかんだで毎年一度はどこかで体験している芋掘りだが、今年は庭にサツマイモの苗を数株植えたので、自宅で芋掘りの予定だ。近辺の畑を見ていても、収穫時期はまだもう少し先になりそうだが、全株すべて違う種類を植えたので、その出来具合や味など小さな品評会ができるな、と今から楽しみにしている。

それと同時に、悩みどころが夏野菜の株の処分時期である。収穫物としてはもうすでに時期は終わり、みるからに貧弱な実や花が点々と付いているくらいなのだが、株そのものはまだ生きているため、つい、その根元からえいっと引っこ抜いて草袋に入れることをためらってしまう。一方で、空が高く清々しく、風がさわやかな秋の香りを運んで来てくれると、なんとなくこちらの気分も秋・冬支度に切り替わり、この終わりかけの株をどうにかしたいという気分になってくる。その板挟みでなんとか折り合いをつけようと機会を伺っているところである。とりあえず、枯れ葉を取り除き、分枝を整えて、見た目をスッキリさせるところまではやっておいた。

ところが、処分の機会は意外にも早く訪れた。どこからともなく虫がやってきて、葉を食い荒らし始めたからである。放置しておくと虫はどんどん増え、勢いは衰えない。そういうわけで、とうとう夏野菜の株を処分する日がやってきた。葉がワサワサと生い茂っていた庭が、一気にスッキリした。土の上にかぶせていた黒いビニールをはずすと、久しぶりに日光を浴びたぜ、と汗をかいた土が、日に焼けてもいないくせに真っ黒な顔を出した。そして葉の陰に隠れていた虫たちもいっせいに日にさらされるので、その虫を目当てに鳥が数羽やってきた。もしかすると、鳥は鳥で毎年、こういう機会を楽しみにしているのかもしれない。ってことは、こんどの芋掘り(の後)も楽しみにしているのかもね。あともう少し、お芋が太るまでまっててね〜。

 

…なんてのんきな事を言っていられない。
お芋が太るまでに私は締め切りを無事のりきらなければ…とアセる自分であった(汗)。

チャンカメ

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チャンカメ

タンスタ創刊号の〆切間際に入社した古株女子だが貫禄はまるでナシ。かわいい=へんなものについつい手が伸び、デスク周りは癒やし(?)小物だらけ、少々アク抜きの必要な40代。イラスト担当。愛車は現在Z250。乗るたびに ”最近のバイクはすごいな〜” と可愛さ倍増中☆

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