デザインと日本

ボクは、日本の国旗が好きです。

 

日本人ですからいたって普通のことだと思うんですが、なぜかこんなことを言っただけで「右翼」的レッテルを貼られてしまうのはなぜなんでしょうね…。まぁそれは置いておくとして、今回のコラムはそんなことを言いたいワケではなくて「デザイン」の話。

 

日本の国旗は、言うまでもありませんが「白地に赤丸」ですよね。ボク、これはなかなかのグッドデザインだと思うんですよ。国旗ですから、パッと見たときにわかりやすいというのは大事だし、白地に赤丸というレイアウトはシンプルでカッコいいですね。もちろん自国の旗ですから多少のひいき目はあるでしょうけど、世界各国の旗が並んでいるようなときに比べてみると、シンプルさが際立ってます。日本がこの意匠を使い始めた時代には諸説あるそうなので、つまり正式にはわからないほど古くから使われていたということ。このデザインを先に押さえておいてよかったなぁ、なんて思います。ご先祖様のデザインセンスはクールですね。

 

伝統のデザインといえば、「和の模様」というのがありますよね。格子とか縞とか、あとはオモシロ系として「鎌+輪+ぬ」で「かまわぬ」とか。ああいうのも粋だなぁと思います。たぶん、現代のグラフィックデザイナーさんとかは、ご先祖様の同業者について敬服することもしばしばなのではないでしょうか。

 

さらに平面的なデザインだけでなく、運慶・快慶の仏像とかもすごいですよね。デフォルメされた筋肉や表情は、仏像というよりもアートです。あとボクが感動したものといえば、房総半島に多くの作品を残している「波の伊八」。タンスタの姉妹誌「レディスバイク」の取材で伊八の彫刻を初めて見たんですが、息を呑むとはまさにこのことでした。彫刻はいくつもの場所に残されてますが、オススメはいすみ市の飯綱寺。もうホント、本気でオススメです。彫刻そのものとしての迫力と、それを一本の木から削りだしたということが、もう「天才」という言葉以外に見付かりません。

 

国旗から始まっていろいろと話題は飛びましたが、要は、土壌からすれば日本のデザイナーというのは潜在的ポテンシャルは高いと思うんですよ。それを活かして、ぜひカッコいいバイクを作ってほしいな〜と。もちろんこれまでにもカッコいいバイクはたくさん登場してきましたし、現行モデルだって同様(VMAXはカッコいいですねぇ〜)。バイクデザイナーのみなさん、これからも名車の登場を期待してますよ!!

マンボサイトー

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マンボサイトー

「マンボ」というニックネームはマンボウ似であることから名付けられ、当初はかなり嫌がっていたものの、最近ではそれほど気にならなくなってきた。ビッグバイクよりも中小排気量 の方が好き、人気車種よりもマイナー車の方が好き、というあまのじゃくな性格の持ち主でもある。

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