がんばれ、かぐやジャパン!

ラグビーの試合を観た、もしくはプレイした経験のある人はどれくらいいるだろう? 15人1チームでアーモンドのような形のボールを敵陣地に運んで得点していくというスポーツで、正式にはラグビーフットボールと言うらしい。大男たちが体をぶつけ合い泥まみれに戦う姿は数多のスポーツの中でも迫力満点でインパクトはかなり強い。にも関わらず、そのルールを知っているという人は認知されているわりにかなり少ないと思う。

 

ボクのラグビー経験は高校時代に体育の授業で遊ぶくらいにやったことがある程度。だけどルールを覚えれば観ていてもおもしろいし、個人的に大好きなスポーツになった。そんなこともあってちょうど先月開催されたラグビーのワールドカップはネットでリザルトをチェックしたり、友人と一緒にスポーツバーまで観戦してきたほどはまった(単に部屋にテレビがないからだけど…)。テレビで観戦していて感心したのが、ラグビー初心者にもわかるようにルールをテロップにし解説に合わせて表示されるようにしてあったことだ。野球でいうタッチアップやサッカーのオフサイドのように少し説明が要るようなこともすぐにわかるからすごく観戦しやすく工夫されているんだよね。タンスタでいう用語辞典って感じだ(笑)。

ボクらが観に行ったときの試合はオーストラリア対南アフリカ戦。サッカーでたとえるならスペイン対アルゼンチンのようなもので、どちらもすごく強く見応えも十分。なのにお店の中の人たちは流れている映像に関心がないようだった。サッカーでは予選からニュースになるほどなのに、同じ“フットボール”の名前が付いていても扱いは別格。逆に強豪と言われるような国はみなラグビーが国技と言えるほど盛ん、だから競技人口も多く人材が豊富。競技で対抗するっていうのはそういった普及というのもすごく重要なことなんだよなとあらためて思ったしだい。

だからこの前のW杯で優勝し日本中に元気を与えてくれた日本女子サッカーの活躍は本当にすごいこと。恥ずかしながらボクはそれまで日本に女子サッカーのプロリーグがあるというのも知らなかったし、たぶん同じように思っていた人も少なくなかったはず。でも一気に認知度が上がったことで、これからもっともっと女子サッカーのレベルが上がっていくだろうし、相乗効果で男子の方もレベルがもっと上がっていくと思う。

そうそう、女性を増やしていくというのも人気を高めるのには大切なこと。ラグビーにも女子チームがあるのだけど残念ながらこちらはまだプロリーグ化はされていない。でも2016年のオリンピックに出場するのが決まり、ラグビー好きとしては応援せずにはいられないところ。一気に広まったなでしこにあやかって“かぐやジャパン”という愛称を広めようという動きもあるようだ。ラグビーの認知度がもっと高くなるためにも、彼女たちの活躍に期待である。がんばれ、かぐやジャパン!!

KJ

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KJ

考えるよりも行動する方が好きな、いわゆる体育会系脳ミソの持ち主。先輩スタッフの破天荒ぶりを脅威と感じながらも、下克上を虎視眈々と狙っている。最近は、仕事と称していろんなバイクに乗っては、「このバイクいいっすね」を口癖に、次の購入ターゲットを思案中。〆切り前はあたふたしていることが多く、布団で眠ることを至上の歓びとしながら、今日もパソコンの前で夢の世界へ旅立つ。

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