サイレンが聞こえたら…?

ある日のこと。やや混雑した道路を走行中、遠くでサイレンの音がしたと思ったらあっという間にすぐ後ろのほうまできた。パトカーである。スピーカーから左に寄って道を開けるよう指示が聞こえたが、追い越し車線からちょうど右折レーンに乗っかったところだったし、先を行こうとする後続車がいるかもしれないしぶつかってもイヤだなと右に寄せて停止して後ろを振り返ると、サイレンと同時にみんなササッと左に寄ったようで、一台も指示を無視して走り続けている車はいない。前を見ても同様にみなピターッと路肩に寄って停止している。「速っ…」何が速いって、ドライバー達の反応である。当然のことながらガラ空きの道路をかっ飛んで来たパトカーはもう私のすぐ後ろに来ていて、そしてあっという間に通りすぎていった。な、なんだか…あわてて一人で右側に停止して、少し恥ずかしい気分である(苦笑)。しっかし同じサイレンでも救急車のときとずいぶん対応の速さが違うもんだな~とこの話を友人にしたところ、「そりゃ捕まりたくないからじゃないの?」と言われ、そういうもんなのかなと納得しかけたが、それにしたって救急車のときはもっとノロノロ寄せるし、中には平気で走っている人もいるし(もちろんたまたまわたしの周囲でそうであっただけかもしれませんよ)、同じ緊急サイレンなのにどうしてなのだろう。病人やけが人を安全に病院まで運ばなくてはならない救急車こそ、もっとササッと道をあけてあげたいものだなあ…なんて思っていたら、先日、外で救急車のサイレンが聞こえた。スピーカーでもおそらく「左に寄ってください」と言っていたのだと思うのだが、突然「左に寄せろっつってんだろーがあああ!(怒)」のようなものすごい怒鳴り声が聞こえてきて、しばらくして「そうやって最初から左に寄れやー!」のような捨て台詞まで聞こえてきたことがあり、めちゃくちゃビックリした。(今のは何だ?? …まさかの救急車? 空耳か?)はてさて真相は知らないが、もし救急車だったとしたら…うーん、罵声とかあっちゃいけないと思うけど…気持ちはわからなくもないがな…というか、そうなる前にパトカーの時のようにみんなでササッと道をあけてあげればいいんですよね。。(汗)

チャンカメ

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チャンカメ

タンスタ創刊号の〆切間際に入社した古株女子だが貫禄はまるでナシ。かわいい=へんなものについつい手が伸び、デスク周りは癒やし(?)小物だらけ、少々アク抜きの必要な40代。イラスト担当。愛車は現在Z250。乗るたびに ”最近のバイクはすごいな〜” と可愛さ倍増中☆

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