カッコいいライダーたれ

大阪・東京モーターサイクルショーが終わり、各メーカーの今年の新車が出そろった感もある。いずれの会場も昨年に比べて人の入りは多かったと発表されており、第三次バイクブームが到来しているという言葉も、一昨年に聞いたときは“?”だったけれど、まんざらでもないかもと思えてきた。とくに、実際に会場まで足を運んで“いいかも”と思ったのは、若い人の姿が増えたこと。来場者の人たちと話す機会もあり、なかには「まだ、免許取れてないけど、フルカウルモデルの尖ったヤツとかカッコいいじゃないですか」なんて、二十歳前の女の子二人組なんかもいた。その後、取材で足を運んだ教習所では、ここ2年くらい二輪免許取得者が増えているとのことだった。さらに驚いたのは、ネイルやマッサージのサービスをしているせいか、女性客の割合が多かったことだ。モーターサイクルショーの状況と合わせて、かなり今後に期待できるのでは、と思ってしまった。

せっかくのバイクブーム到来のチャンス、そこで大事なことは、我々既存のライダーの立ち振る舞いだろう。バイクに興味を持ったキッカケを聞くと、ほとんどの人が映画やとドラマ、先輩の姿を見て「カッコいいと思ったから」という答え。そう、自分が気持ちよくなるためにみなさんバイクに乗っているかと思うのだが、人に見られたときに“カッコいいな”と思われるようなウエアを羽織ってほしいし、ライディングスタイルでぜひとも乗っていただきたい。ボク自身も“いかにカッコいいライダーでいられるか”をこれからのテーマにしていこうと思う今日このごろである。

タロー

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タロー

自転車にはじまり、バイク・車と自分で運転できるモノに乗っているだけで喜びを感じてしまうアラフォー。初めてラジオで聴いたヴァン・ヘイレンの「ホワイ・キャント・ジス・ビー・ラブ」以来HR/HMにはまり、着る服はタイトなモノが多い。ただし楽器類はまるっきしダメ。最近脇腹についた肉におびえ、全盛期は昼飯に弁当2つは当たり前だったのが1つをビクビクしながら食べている気弱なオヤジ。

コメント 2件

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    by こくうぞう2014/4/10 18:26

    モーターサイクルショーは嫁さんとその親、という諸般の事情で行けなかったのでとても残念。既にアップされてる諸々のwebサイトや、今後見るであろう誌面でのレポートで楽しませて頂きます。若い人もいっぱい来てたんですねぇ。

    既存ライダーの立ち居振る舞いについては非常に同感です。かく言う私も、バイクに乗るキッカケはやっぱり「カッコイイ」から。
    私の憧れはエディ・ローソンであり、ワイン・ガードナーでした。一番身近なところでは兄がバイクに乗っていた。
    身の回りでも、ジェームス・ディーンのポスターに憧れて、革ジャンとバイクに目覚めた奴(今じゃ立派なハーレー乗り)もいるし、松田優作とベスパのコンビネーションから、ベスパ乗りになった奴もいる(そいつも今じゃイタリア車狂としてモト・グッツィのV7乗りである)。

    私の若かりし頃(ざっくり20~30年位前)はバイクのイメージにはカッコイイのと同時に、今の若い子たちでは想像のつかないだろう「負のイメージ」も立派にあった。
    でも、そんな負のイメージなぞ、平成も26年になった今はほとんど無いように思える。なぜなら、そういう負のイメージを連想させる人をほとんど見ないから。
    会社とかでもバイクを知らない若い子と話をすると、彼らのイメージは単純にバイク=カッコイイ乗り物なんだなぁ、ってつくづく思う。ただ、よくわからないので手を出さない、みたいな・・・。

    そんな、よくわからない子たちにもわかりやすく、カッコイイ!イメージを付けられるように、バイク乗りのおっさんどもが努めて行動せねばいかんですわね。ホントに。

  • by タロー2014/4/12 17:07

    おお、共感ありがとうございます! 確かに、若人たちには負のイメージはないでしょう。そして、一人でもライダーが増えるよう“カッコよさ”を意識してお互い、がんばりましょう!! 

    タロー

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