贈り物

贈り物

もうすぐ父の日である。毎年父の日・母の日には“花&一品”を買って宅急便で送っていたのだが、去年贈った花束のカゴが、水に濡れると色移りしてテーブルクロスがダメになってしまったというハプニングがあったので、今年はなんとなく趣向をかえて、母の日には手作りのパッチワークのランチョンマットをあげてみた。が、表面上はたいへん喜んでいる素振りをしているものの内心かなり無理しているのは明白であった。やっぱり反応はイマイチだったな…花くらい一緒に添えるべきだったか…と先月反省をしたところでこんどの父の日を迎える。つまりは私にとってのリベンジの場なのである! …が、実は、父の日には母の日におくったランチョンマットの色違いを予定していたのだ(汗)。いつもの花束&一品に比べたら見劣りがするので、母と同じ反応になるどころか、父のことだからあからさまに「これだけ?」とか「花は?」だなんて言いかねない。誕生日なんて、父に「おめでとう」メールをしたら「プレゼントはナシか…」と母にぼやいていたらしいのでこの読みは間違いない。幼い頃には、絵一枚、手紙一枚でも涙を出して喜んでくれたものだが、成人し、中年になった自分に期待されるのは「華」それもパッと普段の生活が明るくなるようなモノ。どうやら、そういうわかりやすいもので感謝の気持ちがはっきり伝わるお年頃のようである。そう考えると、突然「ピンポーン」とチャイムが鳴って、ドアを開けるとたくさんの花とリボンのかかった包みが目の前に、というシチュエーションはまさに理想的なサプライズであった。しかし今年は仕方がない。来年からはまた宅急便にもどすとして、今年の父の日はランチョンマット+花。花はやっぱり気持ちを伝えるには一番いいんだろうな。私的にはメインはランチョンマット(けっこう作るの大変だったんだけどな…苦笑)なんだけど、たとえば、贈った花束をテーブルにかざって、二人でおそろいのランチョンマットをしいて、いれたてのコーヒーを飲みながら小さな幸せ気分にひたってくれればそれはそれで大成功なのである。母の日に地味だったから、ついでにもう一品、コーヒーのつまみでも添えておこうかな(笑)。

贈り物

チャンカメのプロフィール

タンスタ創刊号の〆切間際に入社した古株女子。現在は雑誌広告を中心に、たまにイラストなどの仕事をする。最近ZZR1100を手放し、愛車はSDRとリード100。

このコラムにあなたのコメントをどうぞ