「風をあつめて、ふたたび。」

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「風をあつめて、ふたたび。」

先日、家に帰るとポストにずっしり重い茶封筒が入っていた。見覚えのある、男っぷりのいい宛名文字を裏返すと、タンスタでもお世話になっている武田カメラマンの名があった。「あ、まさか武田さん…とうとう本を出された!?」茶封筒の厚みと重さでピンときた私は興奮しながら茶封筒を開封した。中にはハードカバーの立派な本が入っていた。タイトルは「風をあつめて、ふたたび。」。武田氏からのメッセージには姉妹誌「風まかせ」に連載中のツーリングページをまとめたものだとあった。今でこそ氏とからむことはほとんどないが、その昔社員総出でタンスタの下版を乗り越えていた、その苦楽を共にした仲間である。この快挙に私は自分のことのように喜んだ。とにもかくにもまずは祝辞をとメールを送り、さっそく中をのぞいてみると、カラー写真が数ページおきにふんだんに入っていて読むのが楽しみな仕上がりである。あとがきから先に目を通し、中部氏との対談でクスリと笑ったりなるほどとうなずいたり、「そういえば『風まかせ』で時々手がとまった写真があったな、どれだったっけな…」とペラペラ探しながら、あらためて氏の写真と向き合うと、誌面とはまた違った趣があり、本っておもしろいなと思った。ちなみに私が一番気に入っているのは満開の桜に囲まれてそれを見上げる中部さんとその姿を横で見ているCBR250R。見上げた空には桜の花びらが上昇して舞っている。「あ、風まかせ、だな…」そう目が細くなったのを覚えている。

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チャンカメのプロフィール

タンスタ創刊号の〆切間際に入社した古株女子。現在は雑誌広告を中心に、たまにイラストなどの仕事をする。最近ZZR1100を手放し、愛車はSDRとリード100。

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