雨雲はLCCでひとっ飛び!

数ヶ月前、梅雨の時期にも同じようなネタを書いた気もするが…、今年の長雨はなんだかスゴいね。8月下旬から今日の今日まで雨が降らない日は数えるほど。もう絶え間なく天粒が落ちてくる。実は梅雨よりこの秋雨前線のほうが降雨量が多いなんて話はよく聞くけど、それにしたって降り過ぎじゃないの?ってぐらい。おかげで今年は“水不足”なんて言葉は聞かなかったけど、今度は土砂災害が気になるところ。

さて、そんな秋雨前線のまっただ中、姉妹誌『風まかせ』の締め切りが終わったもんで、2~3日休みを取ってどこかへ出かけようと考えた。だが、なんせこの長雨である。天気予報や天気図をみれば、例の秋雨前線が本州にまるカブり。九州から東北までとにかく雨である。これじゃぁ、せっかくの休みなのに、どこへ走って行ったってずっと雨じゃないか!

だが、そこで思いついてしまった。まてよ? 沖縄と北海道は晴れだ…。携帯電話のアプリでLCC(ローコストキャリア)で安いチケットを探ってみればありました。成田空港発だが、なんと往復1万円ちょっとで北海道行きのチケットがっ! そんな感じでスマホみながらドロナワ式でドタバタと行き先を決めたのは当日の朝。それが昼過ぎの便で、もう北海道に向かって飛んでいるのだからスゴイ時代だ。しかも、よく考えると新幹線でヘタに時間をかけて遠いところへ行くより、飛行機の方が早くて安いときているのだから恐れ入る。

うーん。結果から言えばこの離れ業は大正解。札幌は場所さえ選ばなければ宿も安いし、結局現地では曇りのち晴れな天気で雨に降られず、海に山に川遊びと、しっかり最後の夏を堪能できてしまったのである。ここまで飛行機移動が気軽に使える時代になってしまうと、雑誌の企画もなにか考えないといけないなぁ。実にうれしい悩みだ。

やたぐわぁ

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やたぐわぁ

本名/谷田貝 洋暁。「なるようになるさ」と万事、右から左へと受け流し、悠々自適、お気楽な人生を願うも、世の中はそう甘くない。実際は来る者は拒めず、去る者は追えずの消極的野心家。何事にも楽しみを見いだせるのがウリ(長所なのか? コレ)だが、そのわりに慌てていることが多い。自分自身が怒ることに一番嫌悪感を感じ、人生の大半を笑って過ごすことに成功している、迷える本誌編集長の44歳。

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