がんばれ、メタル界のアイドル!!

今さらだけど、BABYMETALを知って驚愕している。勝手な固定概念によると(とはいえ、この考えに多くの人は賛同するだろう)、もともとヘビーメタルは男くさい音楽ジャンルなんだけど、そこにアイドルをマッチングさせるとは…。雑誌を作ったりイベントをやったりする点で、ボクらは仕掛け人なわけで、その仕掛け人的な視点から見れば、“やられた”である。存在を知って早々に、いろいろ調べてみると、予想していたとおり、肯定派と否定派の意見がぶつかっているもよう。ボクはメタリカをはじめオジー・オズボーンやデフレパードなどをいまだに聴いているくらいヘビーメタルが好きで、血気盛んかつ視野のせまい若かりしころだったら、“こんなのありえねぇ!”と全否定していた気がする(笑)。今ではそれなりに年齢も重ねて落ち着きがあるし(!?)、さらに仕掛ける側の立場にいるわけだから、企画としてアリだ!となるわけ。で、このBABYMETAL、どうやら世界的にその存在を知らしめているようだ。全米ビルボードチャートの“World Albums”で1位になるし、この8月にはイギリスのロック・フェスティバルとしてチョー有名な“レディング&リーズ・フェスティバル”に出演している。さらに来年には世界の著名なアーティストがコンサートを開催することで有名なイギリスのウェンブリーアリーナでの単独公演も決まっているのだ。いや〜、すごい。すごいことだと思う。そして、なによりメンバーが10代半ばの女の子たちということも、すごいことだろう。彼女たちの目には、現状がどのように映っているんだろうか? 過去にも10代半ばには国内で絶大な人気を得たアイドルはたくさんいるけれど、世界を相手にここまで活躍したアイドルはいないように思う。可能であれば、ぜひとも感想を聞いてみたいものだ。

 そしてもう一つ気になることが…。以前、とある国内で大活躍したガールズバンドのメンバーと近しい人から、彼女たちが全盛期にも大した収入がなかったことを聞いているだけに、BABYMETALのメンバーたちには活躍に見合った身入りがあってほしいと願うばかりである。

タロー

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タロー

自転車にはじまり、バイク・車と自分で運転できるモノに乗っているだけで喜びを感じてしまうアラフォー。初めてラジオで聴いたヴァン・ヘイレンの「ホワイ・キャント・ジス・ビー・ラブ」以来HR/HMにはまり、着る服はタイトなモノが多い。ただし楽器類はまるっきしダメ。最近脇腹についた肉におびえ、全盛期は昼飯に弁当2つは当たり前だったのが1つをビクビクしながら食べている気弱なオヤジ。

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