プラス・マイナス=ゼロ

前々回のコラムでフルマラソンに出ると書いた。姉妹誌『アンダー400』の編集後記でも触れたのだが、公にすることで後に引けない状況を作り出す目的もあるわけだ。

さてフルマラソンに誘われたのが9月後半。そこから時間を見付けて走っている。前回のコラムで20㎞走ったと書いたが、以降も時間の許す限り走るようにし、着実に距離を積み重ねた。20㎞を2回、30㎞を1回、10㎞は数回といった感じだ。フルマラソンに出ている知人からアドバイスを受け、意識してペースを落として距離を走ることを念頭に練習しているしだい。ここ最近は締め切りの都合で走れていないが、タイムは別にして42.195㎞を走り切る自信が付いてきたかに思う。

自信を付けるのと同時に、とある目的を持って練習に臨んでいる。それは『減量』。やはり加齢とともに代謝が落ち、ちょっと油断をすると僕の中では大台の70㎏に届きそうになる。まぁ、そういったときは食べるモノや量を意識しつつ、ときどき体を動かすことで本誌で公表している体重をキープしてきた。

『フルマラソンに向けて練習を繰り返せば公表値よりも減るはず! さしあたっての目標はマイナス5㎏だ!!』と勇んで走っていたのだが、数日前に銭湯に行ったら、体重がまったく変わっていない…。基本的に毎日測るとありがたみがわかないため、編集部泊で銭湯に行ったときのみに測るようにしている。数値が大きく変わった方が、僕的にはうれしいから。

期待に胸を膨らませながら体重計に乗る。ところがどっこい『まったく変わらず』という結果に…。確かに筋肉がついたのかもしれない。20~30㎞走るときには、いつもより意識して炭水化物を多めに摂取するようになったからかもしれない。確かにここ数日は走る時間が取れなかったからかもしれない。こう自分を慰めてみた。

まぁ、慰めてみてもしょうがいないので『3歩進んで2歩下がる』くらいの気持ちで、走り続けようと思ったしだい。ただ、公表スペックを越すことがないよう注意したいところ。

よっすぃ~

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よっすぃ~

近代日本の文化は数あれど「バイク」・「マンガ」・「アニメ」に興味があり、そのどれかに関わる仕事したいと考え、バイク雑誌の編集を始めてはや15年(本人は「ガンダムをはじめとするロボットアニメが好き!」と主張するが、周りからは萌え系アニメ派と思われている…)。その半分以上の時間は家に帰らず、カメラを持って全国各地を放浪するか、原稿書きで編集部に引きこもってすごしてきた。「おかげでどこでも寝れるようになった」と豪語する40歳。

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