シンプルな名前のバイクが出ないワケ

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シンプルな名前のバイクが出ないワケ

今、タンスタスタッフの自己紹介ページを制作中なんだけど、その項目のひとつに『好きなバイク』というモノがある。ボクが好きなバイクといえばオフロードかネイキッドなんだけど、それだけだとありきたりなのでそれ以外の答えも書いてみようと思い立った。

 

どんなバイクが好きなのかな? とあらためて考えてみると、自分はけっこう“名前”を重視するタイプだと気付いた。カッコいい名前が付いていることはもちろんなんだけど、たとえばセローとかリトルカブみたいに“名が体を表している”ようなバイクが好きみたい。逆に長い名前が苦手。アルファベットの羅列+排気量の数字(たまに排気量と無関係の数字も)を含むだけの味気のない名前は、見ていると何だかモヤモヤする。

 

どうしてどのメーカーも複雑な味気のない名前にしたがるんだろうと調べてみたんだけど、やっぱり一番の原因は特許法がらみで、最近はいわゆるペットネームを付けることがかなり難しいそうだ。仮に新しくバイクの名前を付けようとしても、すでに他の製品の名前として使用されているケースがほとんどで、とくにバイクのイメージを連想させる単語はことごとく使用不可能らしい。なのでメーカーは苦肉の策(?)としてカワサキのヴェルシスみたいに造語(※)を名称にしたり、過去に使用していたペットネームを再利用したりするそうなのだ。

 

そういう意味ではアルファベットと数字の組み合わせって柔軟に対処できるメリットがある。とはいえ個人的には2~3文字+排気量の数字くらいにとどめておいてほしい。単に好みの問題もあるんだけど、車種名が何度も登場する原稿を書くときに、名前が長いと地味に大変なんですよ…、メーカーさん。その点、隼ってラクなんだよなぁ。呼びやすいし打ちやすいし、名が体を表しまくってるし、なんといってもカッコいい。特許の問題ってかなりやっかいらしいけど、こういうシンプルで親しみのある名前のバイクがもっと増えたらいいのになぁ。

 

<spec.>●全長×全幅×全高:2,170×860(940)×1,390(mm)●軸間距離:1,450mm●シート高:815mm●車両重量:175(183)kg●エンジン型式・排気量:水冷4ストロークDOHC 4バルブ 並列2気筒・248cm3●最高出力:24kW(33ps) 11,500rpm ●最大トルク:21N・m(2.1kgf・m)10,000rpm ●燃料タンク容量:17L ●価格:629,640円(683,640円) 
※()内はTOURER

※『Versys』はラテン語で“頂点”を意味する『VERTEX』とその頂点を至らしめることを可能とする『SYSTEM』を組み合わせている

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サブローのプロフィール

ほめられて伸びるタイプを主張するクセに、ほめられることをやらない36歳。出身地である徳島県の一級河川・吉野川の別名“四国三郎”から、このニックネームに命名された。映画やマンガにすぐ影響される悪癖があり『ベストキッド』を観て空手を始めたり、『バリバリ伝説』を読んでCB400SF(当時は大型二輪免許を持っておらずCB750Fに乗れなかった)を買うなどの単純明快な行動が目立つ。

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