『悲観的に準備し、楽観的に対処せよ』

先日のコラムでチャンカメも触れているが、やはりボクも触れずにはいられない。あまりに突然で、あまりに甚大な被害をもたらした東日本大震災。すでに阪神・淡路大震災の被害者数を上回ったという報道も出ており、これからさらに増え続ける見込みだそうである。

 

いまだ復旧、復興のフェーズに向かっているとは言い難く、予断を許さない状況が続くが、単純に「自然の猛威」と片付けるにはあまりに強大で、ただただ人間の無力さを痛感した震災である。被災されたみなさんの生活が、一日も早く元に戻るよう願うばかりである。

 

さて、編集部のある東京・芝大門も例外ではなく、「かつてない揺れ」を経験したが、やはりいざとなると思考が停止してしまい、適切に行動するのはなかなか難しいと痛感した。以前このコラムで、防災訓練施設に行ったときの話を書いたが、実際に起こったときと訓練とでは、まわりの状況が違うのであまり参考にならないのが正直なところ。

 

地震に対する対処は「出入口を確保」とか「落下物に気をつける」とか、さまざまあるが、優先順位をどうするかは、結局その場の状況に応じて個人が判断するしかない。地震が起こった瞬間に、自分が何に対処しなければいけないのか瞬時に判断するためにも、日ごろからそういったシミュレーションをして、具体的にどうするかを考えるトレーニングをしておくと、いざといったときにパニックにならずに済むのだそうだ。

 

正直、これからまた巨大な地震が起こるかどうかは誰にも分からない。また起こるとしても誰にも止めることができない。これは紛れもない事実なので、 今自分たちにできることは、ただ恐怖におののくだけではなく、起こったときのために自分たちには何が必要か考え、備えることである。

 

というわけで自分も、ツーリングで使っているキャンプ道具一式に、トラベルセットや水など、ひとまとめにして自宅の玄関に置いてある。だが、そこまでしてふと、「外出中に被災したら意味ないなぁ…」と思ったしだいだが、とにかく、この一連の地震、津波、そして原発関連の問題が少しでも早く収束に向かうことを願うばかりである。

 

世間では、不安の表れなのか、さまざまな物資が不足している状況が続く。皆がこの危機を冷静に乗り越え、また平和ボケした日本に一刻も早く戻れることを祈っているし、個々人がそれに向けて努力していかねばならないと切に思うしだいである。

 

記事のタイトルは旧日本陸軍の軍人である瀬島龍三氏の言葉だそうだが、災害対策だけでなく、あらゆることに当てはまる言葉として胸に止めておきたい。

C.ARAiのプロフィール

30代後半・Web制作班所属。何事にもしっかりしていたい気持ちはあるものの、やってることはかなり中途半端。基本的に運命にはあまり逆らわず生きていくタイプで、いきあたりばったりが自分にはよく合っていると思っている。悪く言えば計画能力ゼロ。モットーは「来るもの拒まず、去るもの追わず」。

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