自分で“選ぶ”ことが大切です

先日母親から久しぶりにメールが届いた。ボクは家族とメールのやりとりはほとんどしないし、たまに送られてくるとしてもいつ家に帰ってくるのか、というものがほとんど。今回もそんなものだろうと思いながら開いてみると、

「今週日曜日は投票日です。投票に行きましょう」

という内容だった。カレンダーに目をやり“今週の日曜日”を探すと4月10日が見付かった。時勢にうといボクでも都知事選の投票日だというのは知っている。ただ、ボクの住民票は実家のあるさいたま市に置いてあるから都知事選の投票用紙は送られて来るはずはない。いくら家に帰らないからといって都民になってしまったと思っているのかと冗談まじりに送り返したのだけど、またも真面目な内容が返ってきた。さいたま市ではこの日に県議会議員と市議会議員のW投票日となっているというのだ。

 

急いでネットで確認するともちろんその内容がトップで出てきた。いやはや、まったく知らなかったのでこれには本当にびっくり。しかしあらためて考えてみると、実際ボクのように必要な情報でもうまく得られていない人も多いんじゃないだろうかとも思う。恥ずかしながら言い訳をさせてもらうと、テレビやインターネットでは地震の影響で候補者の方たちがメディアの露出や選挙活動を控えていると報道しているのを聞いた。だからだろう、都内にいる時間が多くても都知事候補の方たちの動向や公約が入ってこない。そんな状態だからさいたまの情報なんてほとんど入ってくるわけもない。また、ボクの場合だけど通勤手段がバイクというのも理由として遠くないだろう。選挙前になると駅前など人が集まりそうなところで候補者が街頭演説をするから、以前はそういったのを見て投票日を知ったり、どんな主張をしているのか知ったりできたけど、そんな場面に出くわすことも少なくなった(苦しい言い訳…汗!)。そんなことを思っても後の祭り、になるところだったけど結局重要な情報は手に入っていなかったのだ。今までいかに受け身でいたかというのを痛感した。

 

ちなみに現在日本自治体数を調べてみると市町村だけでも1,700以上、都道府県やその他の団体を含めれば1,800あまりの地方公共団体がある。投票はたいがい日曜日に行なわれ、そんな中で首長や議員さんを選ぶのだからほぼ毎週日本のどこかで投票が行なわれていることになる。4月10日を調べてみると、知事選だけでも東京のほかに、兵庫、佐賀、福井、大分などでも行なわれるようだ。

 

時節柄“自粛”というムードがあるから何をするにもスタートが遅くなってしまったり、一歩退いてしまうような傾向がみられるのも確か。また、デマが飛び交うなどのために本当に必要な情報が手に入りにくいということにもなっている。よくいわれていることだけどその中から自分に必要な情報を自分で取捨選択しなければいけないというのを実感した。
みなさんは自分の住んでいる地域の投票日は確認できていますか?

 

KJ

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KJ

考えるよりも行動する方が好きな、いわゆる体育会系脳ミソの持ち主。先輩スタッフの破天荒ぶりを脅威と感じながらも、下克上を虎視眈々と狙っている。最近は、仕事と称していろんなバイクに乗っては、「このバイクいいっすね」を口癖に、次の購入ターゲットを思案中。〆切り前はあたふたしていることが多く、布団で眠ることを至上の歓びとしながら、今日もパソコンの前で夢の世界へ旅立つ。

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