SUZUKI GRADIUS400 ABS

カラー:パールスズキディープブルーNo.2×グラススプラッシュホワイト

ハイスペックが光る個性派400cc

このバイクを見たとき、まずもっとも印象に残るのはそのデザインだろう。ムリヤリ既存のジャンル分けのなかに押し込もうとしても、「ネイキッド…? いや、う〜ん…」と悩んでしまう。全体的なイメージとしては近未来的なのだが、見る角度によって印象はさまざま。戦闘的に見えることもあるし、また逆に女性らしい柔らかなイメージを受けることもある。とにかく“個性”という点において、グラディウス400は突出した存在であるといっていい。
車体構成に注目してみると、まず目立つのがトラス構造のフレームだ。丸パイプをつなぐことで強度を確保したタイプのフレームで、フレームの下部は樹脂カバーで覆われデザイン上でも大きな存在感を持っている。エンジンは、近年の厳しい環境規制をクリアしたうえでなお、最高出力55psを確保。ちなみにこれは、かつて存在していた400ccの自主規制値を上回るもの。並列4気筒よりもハイパワーなVツインというのも、このバイクが持つ特徴といえるだろう。

DETAIL

中心にあるのはアナログのタコメーター。スピードはデジタル表示だ。そのほか液晶画面にはギヤポジションインジケーター、オド/トリップ、時計を表示する。燃料警告灯は点滅、点灯と2段階表示になっている
現行モデルではすっかり定番となったマルチリフレクター採用のヘッドライト。非常に個性的な形状だが、これは宝飾品をイメージしているという。ちなみにウインカーはクリアレンズ仕様で、これもまたルックス的なアクセントになっている

ブレーキシステムには、ABSを標準装備。雨の日やパニックブレーキ時など、もしものときの安心感を高めてくれるのでありがたい。ちなみにABSのユニットは、GSR400に採用されるものよりも軽量コンパクト化が図られているという

シリンダー挟み角90度のVツインエンジン。現行の400ccクラスにおいて、Vツインエンジンを搭載するロードスポーツモデル(アメリカンを除く)はグラディウスのみ。高回転域の伸びも視野に入れて開発されている

「 エレガント&スポーティ」というコンセプトを表現するため採用されたトラスフレーム。車体上部では流麗さを表現し、下部にはフレームカバーを装着して、スポーティ感・メカニカル感を高めているという
マフラーの形状も特徴的。車体のスタイルにマッチするショートタイプとなっており、エキパイの途中に中低速を高めるチャンバー室を装備している。最高出力55psを誇るバイクだが、もちろん騒音規制や環境規制はクリアしている

RIDING POSITION & FOOT HOLD

●ライダー:身長178cm/体重78kg
ライダー側からテールに向かうにつれてシートが徐々に高くなっているので、またがるときに足をひっかけないか気を使う。ハンドルまでの位置は遠すぎず近すぎずちょうどよくネイキッドらしいリラックスした構えだ


●ライダー:身長178cm/体重78kg
ライダーは両足を着いて踏んばることができるのでタンデマーが乗り込むときにも車体がふらつくことはなかった。シートの座面も座る位置に段差がついているおかげで、距離が近くてもお互い干渉することはない
●タンデマー:身長161cm/体重45kg
シートはフラットな形状なので、タンデムでもしっかりと座ることができる。ライダーとの間にも適度な余裕があり、グラブバーを装備しているので走行時もまったく不安はない


COLOR VARIATION

パールネブラーブラック
パールネブラーブラック×パールミラレッド

SPECIFICATIONS

全長×全幅×全高
2,130×760×1,090mm
軸間距離
1,455mm
シート高
785mm
車両重量
206kg
エンジン型式・排気量
水冷4ストロークDOHC 4バルブ V型2気筒・399cm3
最高出力
41kW(55ps)/11,000rpm
最大トルク
41N・m(4.1kgf・m)/85,00rpm
タンク容量
14L
価格
79万8,000円

STAFF’S IMPRESSION

やたぐわぁ

やたぐわぁのインプレッション

すべての場面で安心感がある

軽やかにフケあがる高回転型の90度Vツインエンジンを搭載する、グラマラスなマシン。しかしよくよく見ると基本の車体はかなりスリム。この車体は、海外モデルの650ccと共通。だからエンジンのパワーに対して剛性に余裕があり、高速走行、コーナリング、すべての場面で身体を預けられる安心感がある。オーバークオリティといえばそれまでだけど、せっかくスポーツ走行にも耐えうるだけの車体なのだから、サーキットも楽しんでみてほしい。


ヤシロのインプレッション

オシャレさんはサウンドもステキ!?

この近代的なイメージを連想させるトラスフレームも好きなんだけど、個人的にはVツインのエンジン音がお気に入り♡ Vツインというとドコドコとした振動を受ける印象があったけど、グラディウスはとってもスムーズ! ものすごく力強いトルクでドーンと前へ押し出るというよりは、モーターのような加速感が味わえるというった感覚の方が強く感じる。何度乗ってもこの感覚はとっても好き! 次はぜひワインディングも走ってみたいな〜♪


ヤクシジのインプレッション

“ダダダダダ…”がたまらない!

最初はグネグネした造形にギョッとしたけれど、乗ってみて印象が一変したグラディウス。車格が大きすぎず、さほど気負わず乗れるのが大きいが、“ダダダダダ…”というVツインの鼓動感には、ちょっとした市街地の走行でも乗るたびに高揚してしまう。さらに、ギヤポジションを確認しながら走れるのも大きなポイント。「今は◎速で曲がったけど、この速度だと◎速くらいの方が走りやすいかも」など、試行錯誤しながら、向上心を持って乗れるのだ。