タンデムスタイル本誌の隔月連載ツーリング企画、「ニッポン大陸」紀行。誌面は大きな写真と長めの文章で構成していますが、webタンデムではもっと気軽に、誌面で使われなかった写真やコメントなどを紹介していきたいなと思います。誌面とwebが、お互いに補完しあうような関係になればいいなぁと思います(マンボサイトー)

写真:武田大祐

第17回 石川県・奥能登

タンデムスタイル本誌、「ニッポン大陸」紀行を補完するコーナーでございます。今回も、誌面で紹介しきれなかったカットや、補足説明などをしていこうかと思いますのでどうぞよろしくお願いします! このコーナーだけを見ても楽しめると思いますが、ぜひ誌面の方も読んでみてくださいね!!

今回の旅の舞台は、石川県。能登半島の突端付近、「奥能登」と呼ばれるエリアをメインに旅をしてきました。本誌でも触れているのですが、実はボク、ここを訪れたのは実に18年ぶりだったんですよね。ボクのバイク人生の中で初めての「ロングツーリング」が、能登半島でした。かつての風景を思い出しながら、そして新しく知った風景を楽しみながらの道中となりました。ツーリングの楽しみ方にはいろいろありますが、「長い時間を隔てて再訪する」というのも感慨深くてイイものですよ。

さてさて、それではさっそく写真を紹介していきましょう。

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誌面でも紹介している「ボラ待ちやぐら」。やぐらの上で、ボラが回遊してくるのをじーっと待ち、網の中に入ってきたら引き上げる…という、実にのどかな漁法です。現在この漁法は行なわれておらず、やぐらも復元したものだそうですが(穴水町にあるよ)、いかにも奥能登らしい風情を感じることができます

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廃線になった、「のと鉄道能登線」の鵜川駅。恥ずかしながら、こういう路線があって廃線になったという歴史を訪れてみて初めて知った。すでにレールもはがされていて、周囲はだんだんと野原に戻りつつある。最盛期にはどんなにぎわいを見せていたんだろうな…

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海沿いをずっと走っていれば、お腹が空いてきたときに食べたくなるのが海の幸。お昼どき、こちらのお店にピットインしました

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サザエご飯がセットになった、刺身定食。18年前に訪れたときは、こういうゼイタクなんて考えられなかったなぁ…なんてことを考えながらしみじみ食べました

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能登半島の名所、見附島。別名「軍艦島」というのですが、その理由は一目見ればわかりますよね。本誌でも書いているんですが、なんだかジブリ作品にでも出てきそうな雰囲気がありませんか?

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非常に歴史の古い、須須神社。「日本海側一帯の守護神」と言われているほど格式の高い神社だそうなので、能登ツーリングのときにはぜひお参りをしていってはいかがでしょうか

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でもって、須須神社をお参りした後に時間に余裕があるのなら、本来創建された場所にある奥宮にも参拝しておこう。片道20〜30分くらいの山歩き(というか登山?)が必要なのだけど、厳粛な気持ちになれます

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奥宮の入口にあった看板。行こうかどうしようか迷ったんだけど、昨今のいわゆるパワースポットブームについて、少々「どうなのよ」的なものを感じているボクは、スルーしてしまいました

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能登半島の最北端、禄剛崎(ろっこうさき)にある、「道の駅 狼煙(のろし)」。禄剛崎の灯台に行くときは、ここにバイクを停めて歩いていくことになります

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最北端にある、禄剛崎灯台。なんと明治時代に建てられたものが、いまだ現役で使われているのだとか

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禄剛崎の民宿に宿泊したときに、名物料理だという「海藻しゃぶしゃぶ」を食べました。コレがうまかったんですよねぇ! 「これでもか!」というほど鮮烈な海の香りが口の中に広がりました

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最北端を西側に回り込んだところにある、木ノ浦海岸。ここには、永作博美・佐々木希が出演した映画『さいはてにて』のロケセットが残されている。「実際に使われていた小屋を撮影に利用したんだろうな」と思っていたんだけど、聞くところによると映画のために作られたものなんだって! あまりにもホンモノっぽくてビックリ! 佐々木希ファンのボクとしては、映画も観ておきたいところ(笑)

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突端付近の北岸にあるゴジラ岩。「まさに!」という感じですよね!

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海岸ではこんな光景も見ました。海外のゴミが日本に漂着することもあり、日本のゴミが海外に流れていくこともあるのだと思います。やっぱり海って、つながっているんですよね…

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奥能登は、塩づくりでも有名。塩田のことが知りたければ、「道の駅 すず塩田村」へ

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塩を作るためには、海水をそのまま煮詰めるのでは非常に効率が悪いので、まずは「塩分濃度の濃い水」を作らなくてはいけません。そこで活躍するのが、この「塩田」を使う方法。まずは塩田の砂に海水をまき、乾燥させます

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乾燥した砂粒には当然、塩分が付着していますよね。そこで、この砂をかき集めていきます

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この砂を箱の中に入れて、上からまた海水を注ぐ。すると、砂粒に付着した塩分が溶け出し、箱の下から「塩分濃度の濃い海水」が流れてくるというわけ。これを根気よく煮詰めて、塩を得るのだそうです

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昔は、こーんな大きな鍋で海水を煮詰め、塩づくりをしていたそうですよ

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本誌でも紹介している、能登半島の有名スポット「白米千枚田」。夕日の時間帯がとてもキレイでした!

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白米千枚田の別カット。展望台から見下ろすと「千枚田」という名前が決して大げさなものではないことがわかります

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今回の旅のゴール地点としたのが、輪島市。輪島といえば朝市が有名ですよね。正月3が日と毎月第2・第4水曜日を除き、朝8時〜正午まで、輪島には朝市が出ます。ボクも、散歩がてら覗いてみました。海の幸・山の幸がズラリと並んでいて、見てるだけでも楽しいです

第17回 石川県・奥能登

マンボサイトーのプロフィール

「マンボ」というニックネームはマンボウ似であることから名付けられ、当初はかなり嫌がっていたものの、最近ではそれほど気にならなくなってきた。ビッグバイクよりも中小排気量 の方が好き、人気車種よりもマイナー車の方が好き、というあまのじゃくな性格の持ち主でもある。