走りも楽しみたいCT125乗りは要注目
ビッグバイクを中心に250㏄以上の排気量のマシンに向け、パフォーマンスアップをもたらすカスタムパーツを数多く世に送り出してきたアクティブ。そんなアクティブが2025年3月に開催されたモーターサイクルショーで、小排気量となるCT125をフルカスタムしたデモ車を展示。
ビッグバイクにも使われるパフォーマンスパーツが数多く投入され、CT125オーナーは気になったことだろう。その時点で装着パーツの一部は開発中だったが、現在すべてのパーツ入手可能になっている。純正とは異なるルックスになることもメリットのひとつだが、やはりどんな乗り味になるかを気になる人も多いだろう。そこで、実際に乗って感じたことをここで記することにしよう。
いきなりだが『上質』になっているというのが結論だ。サスペンション・ブレーキ・ホイールと、パフォーマンスを左右するだけでなく、乗り心地も向上させるパーツが投入されていること。常に発生する微細な振動を抑えるパフォーマンスダンパー。これらが組み合わさることで、上質さがもたらされているのだ。このCT125であれば峠道をよりスポーティに走れ、ダート走行での安心感も高い。何より長距離走っても疲労が少なくて済む。走りをいま以上に楽しみたいと考えるなら、導入をオススメしたい!
ハンドルに『SWモテック』のバッグをバッグ側のベルトを使ってハンドルまわりにセットしている。ちょっとした小物が入れられるので重宝するぞ
スロットルはハイスロットル化されているので、純正よりも少ない手首の動きでアクセルを全開にできる。過敏さもなく、スポーツ走行が楽しい!
ブレーキの操作性を高めるラジアルポンプマスターはゲイルスピード製。リヤブレーキも手で操作することが可能になっている(足での操作も可能だ)
ステップバーは純正よりもワイド化されている。足と接触する部分はCNC加工され、グリップ力が高く、スタンディング時の安定感がアップする
ハンドルに伝わる振動を軽減し、突然のハンドルの触れを抑制するのに効果的なステアリングダンパー。専用ステーを介して、ハイパープロ製を組み合わせる
ストッピングパワーを高めるべく、前後ブレーキキャリパーはゲイルスピードの2ポッドに変更。装着に必要なキャリパーサポートもラインナップさていれる
エンジンオイルの温度を下げ、エンジンの性能を安定させるためにオイルクーラーを追加。万が一の転倒時に地面との接触を最低限にする位置にセットできるよう設計されている
エンジンや路面から伝わる共振を抑え、乗り心地や操縦安定性を高める効果が狙えるパフォーマンスダンパー。専用開発のステーを使って装着させる
オフロード走行も考慮した強度で設計されたアルミ鍛造ホイールのゲイルスピード・タイプX(クロス)。軽量化に加え、チューブレス化できるのが魅力だ
スポーツ走行にプラスの効果をもたらすだけでなく、乗り心地も向上するハイパープロのリヤショック。フルアジャスタブルなのも魅力なポイントである