ワイズギア・MT-09 SP用グリップウォーマーで自主改善の届け出。最悪時にはエンジン回転数の上昇・下降ができなくなるおそれあり

2月1日、国土交通省はワイズギアから、MT-09 SP向けに後付用品として販売したグリップウォーマーにおいて不具合があることが判明したため、自主改善を実施する旨の報告があったと発表した。

 

自主改善を実施する製品はMT-09 SP向けに後付用品として発売された『グリップウォーマー（SP車用）』(部品番号：Q5K-YSK-128-Y01）で、自主改善は2月2日(水)から開始される。

 

不具合の内容は、MT-09 SP向けに後付用品として販売したグリップウォーマーにおいて、スロットルグリップの強度が不十分なため、車両を起こす際などに当該グリップを少し回転させた状態で外側方向へ引っ張ると、過大な力が加わり、亀裂が生じることがある。そのため、当該グリップを操作する時に引っ掛かり、最悪の場合、エンジン回転数の上昇・下降ができなくなるおそれがあるとのこと。

 

対策として全車両、スロットルグリップへ加わる力を軽減させるため、エンドグリップを対策品と交換する。また、スロットルグリップを点検し、亀裂が認められる場合は新品と交換する。

 

不具合の報告件数、事故の有無はともに0件。購入者には出荷先の販売店を通じて葉書もしくは直接電話で連絡するとしている。

 

以下、部品名称や出荷時期に関する情報は下記のとおり。

自主改善対象部品

部品名称

グリップウォーマー

部品番号

Q5K-YSK-128-Y01

自主改善対象部品の出荷期間

令和3年5月28日〜令和3年9月16日

自主改善対象数

99セット

備考

MT-09 SP専用

 

ワイズギア製品詳細ページ

国土交通省『自主改善の実施について（（株）ワイズギア　グリップウォーマー）』(令和4年2月1日)

ワイズギア『ワイズギア「MT-09 SP用グリップウォーマー」の自主改善（無償改修）のお知らせ』