バイク用語辞典

『バイクの構造・状態』に関する『ら行』の用語

  • ラムエアシステム

    フロントカウルなどに設けられた吸気口から走行風を取り入れ、高密度の空気をキャブレターやフューエルインジェクションに送り込む、ハイパワーを引き出すためのシステム。走行風が勢いよく流れる200km/h以上の高速域で3〜5%ほどパワーアップするとされている。

  • リザーブ

    ガソリンを一度に使い果たしてまったく走行できなくなる事態を防ぐ仕組みで、燃料タンクとキャブレター間にあるフューエルコックで操作する。通常走行でガソリンが一定量以下になると供給を止め、最初のガス欠が起こる。そこでコックをRES(リザーブ)に切り替えることで、残りのガソリンを使ってスタンドを探せるというワケ。FI車には存在しない。

  • リターン式

    ギヤチェンジ(変速)の方式の一つ。教習車に多く採用されているCB400SFのように、チェンジペダルを踏み込むと1速、上に持ち上げるとN(1速とNが逆の場合もある)-2速-3速とギヤが高くなるのがこの方式。

  • リンク(式)

    Link=つなぐ、連結すること。バイク用語としては、棒状やプレート(アーム)状のパーツを介してリヤのサスペンションユニットとスイングアームを結合している機構のことを指すことが多い。また、そのパーツ自体を指す場合もある。

  • レスポンス

    直訳すれば“応答”ということになるが、バイクの場合はアクセル操作でのエンジンの反応を主に指す。「レスポンスがいい」というのはアクセル操作にエンジンが敏感に反応するということ。なお、プレーキ操作による効き方、悪路やコーナリングでのサスペンションの動きを示すこともある。

    ヤマハのナイケンと、MT-09のエンジン音聞き比べ動画。両者とも同じ直列3気筒エンジンで、同排気量ですが、クランクまわりの慣性マスが異なり、音を聞くと吹け上がり方に大きな違いがあるのがよくわかる。MT-09は軽めのクランクマスで吹け上がりが早くスポーティ。一方、ナイケンはツアラーテイストのおっとりめな吹け上がりで、アクセルを戻したときの回転の戻りも遅め。走ってみると吹け上がりももちろんだけど、ナイケンの方が、スプロケットの丁数が違うこともあり、 低速コーナーでギヤをおとさずと粘ってくれる。やはりツアラーテイストのナイケンはゆったり気持ちよくワインディングを流せる。…でもそんなつもりがなくてもけっこう速いんだよね、このバイク。乗るだけで腕が数段上がった気になってくる!

    タンデムスタイルさんの投稿 2018年10月29日月曜日

  • ロータリー式

    ギヤチェンジ(変速)の方式の一つ。ホンダのカブのように、チェンジペダルを踏み続けると、…1-2-3-4-N-1-2(速)…、とギヤが一周するのがこの方式。