振動による破損リスクを低減! サイン・ハウスのマウントシステム・バイブレーションガードが新登場

サイン・ハウスのマウントシステム・バイブレーションガード

 

あまりにも身近すぎるため意識しないことも多いが、スマートフォンは精密器機だ。そのためバイクの振動で故障することもありえる。その対策としてサイン・ハウスは防振パーツを新開発。その詳細を紹介する

大切なスマートフォンの故障リスク低減につながる防振パーツが新登場

バイクにスマートフォンを搭載すると振動で損傷する。そんなウワサが長らく広まっていたが、そんな中、2021年9月にアップルがユーザーに対して“高出力バイクなどの振動がiPhoneのカメラ機能を低下させることがある”と公式に周知した。そんなこともあり、スマートフォンのバイク接続に対して不安がある人も少なくないだろう。とはいえ、今やスマートフォンのナビ機能がなければツーリングはおろか、ただの外出すらおぼつかない人だっているはずだ。

 

そこでスマートフォン用ホルダー&ステーの”マウントシステム”を展開するサイン・ハウスは、同システム用の衝撃吸収ユニット“バイブレーションガード”を今冬に発売予定だ。

 

サイン・ハウスのマウントシステム・バイブレーションガード
スマートフォンフォルダーとステーの間にある黒いパーツがバイブレーションガードだ。スマートフォンホルダーのボールジョイントを取り外して交換するだけなので取り付けは簡単

 

もともとマウントシステムはボールマウントを採用しており、ボール部分から振動を逃がす構造となっている。そのため振動に対しての耐性が高いのだが、このバイブレーションガードはスマートフォンへの高周波振動を減衰させて低周波振動にシフトさせることで、破損リスクを低減させることを目指している。

 

サイン・ハウスのマウントシステム・バイブレーションガード
高周波域の振動が故障リスクを誘発させるとサイン・ハウスは考え、バイブレーションガードで高周波振動の低減を重視。同社公開のグラフでもとくに高周波が低減されていることを示している

 

同社製マウントシステムのスマートフォンホルダーに追加するパーツとなっている。なので、すでにマウントシステムを購入ずみのユーザーでも簡単に防振対策が可能だ。

 

仕組みとしては、三つ又のトライアームで振動吸収にすぐれた防振ゴムを上下から挟み込む形となっており、これは特許出願中のサイン・ハウス独自の構造となっている。そのため装着時には少しホルダーが揺れて見えることもあるとのことだが、そもそも走行中に画面を注視してはいけないので、気にする必要はないだろう(地図などナビ機能の操作は停車時に行ないましょう)。

サイン・ハウスのマウントシステム・バイブレーションガード
サイン・ハウスのマウントシステム・バイブレーションガード
トライアームと中央のゴム部分の間にすき間が見える。このすき間とトライアームが交互に組み合わせる構造で大きな振動も分散させ、スマートフォン側への振動伝達を抑制しているのだ

すでにスマートフォン側にダメージが蓄積している場合、故障リスクを完全に避けることはできないだろうが、より深刻な事態への進行予防にはつながるはず。転ばぬ先の杖として追加を検討してみてはいかがだろうか。

 

サイン・ハウスのマウントシステム・バイブレーションガード
バイブレーションガード装着時はスマートフォンがソフトに搭載されているな、という印象だ。試しに手で揺らすと結構柔軟に動く。なお、大きな衝撃を受けたときには最大30度まで動くので、周辺パーツとの干渉にも注意して取り付けたい
サイン・ハウスのマウントシステム・バイブレーションガード
サイン・ハウスのマウントシステム・バイブレーションガード
こちらはKTM・390デュークへの取り付け例。基本的にマウントシステムはスマートフォンホルダーのAパーツ、ステー部のBパーツ、車体マウント部のCパーツに分割可能で、Cパーツもバーハンドル車クランプ、ステムナット取り付け用バーなど豊富な種類が別売りで存在する。なので、そういった組み合わせを活用すれば装着できない車種は少ないはず。マウントシステムにバイブレーションガードも併用して、大事なスマートフォンを保護しながら快適なバイクライフを楽しみたいところだ

CONTACT

SYGN HOUSE
問い合わせ先
サイン・ハウス
電話番号
03-5483-1711
URL
https://sygnhouse.jp/

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