業界初となるライディング用長靴が快適! WILDWING フラミンゴ RIN-001

WILDWING RIN-001 フラミンゴ ラバーレインブーツ(長靴)で水たまりの上を歩いている様子

ありそうでなかったライディング用長靴という存在

バイクに乗る際に何を履くか?と質問された場合、まず多くの人が普段つかいしているブーツかスニーカーなどのシューズと答えるだろう。あるいはライディングギアとして専用設計されたブーツかシューズが挙がることが多いはずだ。いずれも各社から多数のモデルがラインナップされているが、今回、ライディング時のフットウエアとして紹介したいのは、シューズでもブーツでもなく、レインブーツ。平坦な表現をするなら長靴だ。

 

「え、長靴!?」と思った人は正直、相応に多いだろう。では、なぜ長靴だと「えっ」と思うのか。その理由は長靴の多くが動きにくかったり、薄くてつま先が冷えてしまうなど、水滴の侵入を防ぐという基本性能以外の、靴としての性能に劣るという印象の人が多いからではないだろうか。

 

ところが、ウィングローブはフットウエア専門メーカーらしく、高性能なライディング用長靴として今回のフラミンゴを製作。では何が高性能なのか。それを以下で紹介していこう。

単なる防水用ではなくライディングを重視

まず、フットウエアの性能とは防水透湿性素材など高価格・高価値素材を使用すれば、無条件で高性能なフットウエアになるわけではない。フットウエアとは、基本的に履くことで足もとを保護するだけではなく、歩いたり、動いたりした際に、人の動きを阻害しないモノが使いやすいと評価されている。よく言う『裸足の感覚』というやつだ。だったら柔らかければいいのかというと、そうとも言い切れないのがフットウエアの難しいところ。柔らかすぎて保護性が低いと、外部からの衝撃がストレートに肉体に伝達してしまうことを意味する。それでは歩くと地面からの衝撃が足裏に伝わって痛くなるし、シフトチェンジごとにシフトレバーの感触をダイレクトに感じすぎてしまえば、親指の上側が痛くなるばかりだ。

 

その点、フラミンゴはレインウエアとしての防水性能が高い、柔らかいラバーを採用。よくある長靴の欠点であるカカトの可動範囲の狭さや歩きにくさ、履きにくさを柔らかい素材を用いつつ、ライディング用として設計された型により改善させている。採用されたサイドジップのおかげもあり、着脱時のわずらわしさからも解放されたのも大きい。

質感からレザーのようにも見えるが、表面は弾力性のある柔らかいラバー。またサイドジップも上げた際の収納ポケットで持ち手が車体に干渉しにくくしつつ、さらにジップを閉じ込めることで水の浸入をシャットアウト

また、フロントには靴ヒモを用い、しっかり足をホールドできるので、バイクから降りた際の歩きやすさも獲得している。なお、これがブーツだとヒモが用いられている部分が2ピース、3ピース構造になっていて水が浸入しやすいことも多い。それを嫌ってヒモがないエンジニアタイプやペコスタイプを選択する人もいると思うが、本製品は長靴として水侵入を防ぐべく、裏側はラバーで水の侵入を完全シャットアウト。長靴なので当然ながらシャフトと呼ばれる筒部分が非常に長く、スネなどからの水侵入がなければ足元の防水性はまず確保できるといえるのだ。

WILDWING RIN-001 フラミンゴ ラバーレインブーツ(長靴)の継ぎ目がありそうな先端部分をねらって水をかけている様子
試しにと意図的に継ぎ目がありそうな先端部分をねらって水をかけてみたが、まったく水の侵入はない。寒い冬の日陰でかけたものの、水の冷たさすら感じなかった

動かしやすいよう独自の形状を採用

そしてフラミンゴに限らず同社製ブーツに共通する特徴で、バイクに適した操作性を確保しているのも見逃せない。それがヒール部前方の斜め形状化だ。これは写真を見てもらったほうがわかりやすいと思うが、足の内側のヒール部分がカットされ、つま先が少し開いた形でステップバーを踏めるようになっている。このような形状にすることで(1)シフトアップのためつま先を開く(2)シフトペダル先端を避けるように下をくぐるよう、つま先を動かす(3)シフトアップのためつま先を上げる、という一連の動作が非常にスムーズになるのだ。今回、モデルとしてフラミンゴを着用したスタッフも、この動作時が一般的なブーツとは明確に動かしやすさが違った、と語る。試しにと一般アパレル用レザーブーツを着用してもらって同様の動作を行なってもらったところ、一般用ブーツは一つ一つの動作で動かしにくさがあるため、シフトアップ操作がやや神経質にならざるを得ない、とのことだった。

WILDWING RIN-001 フラミンゴ ラバーレインブーツ(長靴)と通常のブーツのかかと形状の比較
左が一般アパレルのブーツで、右がワイルドウイングのフラミンゴ。フラミンゴはヒールの前部(写真でいう上側)が斜めにカットされている。ちょうど車体側(足の内側)をカットすることで可動しやすくしているのだ

WILDWING RIN-001 フラミンゴ ラバーレインブーツ(長靴)でシフトチェンジの際の可動域

一般的なブーツのシフトチェンジの際の可動域

黒いほうがフラミンゴで茶色は一般アパレル用だが、シフトチェンジしようとつま先を開く際、可動域がこれだけ変わった。ヒールが斜めになったぶんフラミンゴは動かしやすく、ヒールがまっすくな一般用は少し外側に足を動かすなど余計な動作が入ると再認識
WILDWING RIN-001 フラミンゴ ラバーレインブーツ(長靴)でステップバーにのせたときのポジション
フラミンゴをちょうど裏から見たところ。ステップバーにまっすくヒールをあてても、つま先が自然とやや外を向くので操作性が高まっている。これはウィングローブ製ブーツ全般に当てはまる特徴だ

また、モデルスタッフは撮影中ずっと同製品を履いたまま徒歩での移動もしていたのだが、一般的な長靴のイメージと異なり、カカトが動かしにくいだとか薄すぎてのダイレクト感などネガがなく、自然と履けていたとのこと。これは同製品のソールと中敷きのおかげではないだろうか。ソールはバイクユースだとつま先立ち、またはつま先に体重を乗せる機会が多いと想定し、しっかりとグリップできる形状を採用しているのだ。これも一般アパレル用レザーブーツと比較してみたが、パターンの多さが一目瞭然。それだけグリップ力が高いということでもあり、足で地面を踏ん張る機会が多いバイク用ならではの機能を追求した結果といえる。

WILDWING RIN-001 フラミンゴ ラバーレインブーツ(長靴)のソールパターン
一般アパレルのブーツに比べ、ソール裏には地面とクリップさせやすいようパターンが豊富に配置されているのがよくわかる。また裏には鉄心が内蔵されていて、マディな地面でもハマり込まないように配慮される

そもそも、中敷きはもともとウィングローブというメーカーは中敷きメーカーとしても非常に有名であり、同製品にも同社のクッション性が高い中敷きが採用されている。しっかりと足裏にホールドし、歩きやすさをサポートしてくれるだけに、その恩恵も大きいといえる。

WILDWING RIN-001 フラミンゴ ラバーレインブーツ(長靴)のインソール(中敷き)
東京モーターサイクルショーで本誌の姉妹誌レディスバイクがプロデュースする『レディスサポートスクエア』に同社が出展した際も、その中敷きによる疲れにくさ、フィット感のよさで好評を博していた。この中敷きの効果もあって、歩きやすさはかなり向上している

乗ったときばかりではなく離れたときにも効果絶大

ひと昔に比べ、『バイク用と銘打たれたブーツは、強固な保護性があるけど硬くて歩きにくい』ということはなくなってきているが、かといって歩きやすいブーツ・シューズばかりではないのもまた事実。バイクに乗るまで、そして降りた後もライダーは歩く機会が少なくない。それゆえに歩くという機能にも、もっと注目していただきたいところだ。

 

なお、気温にして8度もなかった日陰で水をかけての撮影も行なっているが、その水の冷たさも感じなかったとコメントしている。さすがに30分も一時間も水をかけ続けたわけではないが、これから寒さがより厳しくなる季節に、防水性はもちろんのこと保温性も期待でき、さらに歩くやすく操作性も良好な長靴、という選択肢も十分アリではないだろうか。バイク用フットウエアにオールインワンの性能を求める人にとっても非常に魅力的な製品に違いない。

製品情報
製品名
フラミンゴ 長靴 RIN-001
価格
1万978円(税10%込)
サイズ
S(23.5~24㎝)・M(24.5~25㎝)・L(25.5~26㎝)・2L(26.5~27㎝)・3L(27.5~28㎝)
カラー
ブラック・ベージュ

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WILDWING
問い合わせ先
ウィングローブ
電話番号
03-5603-5600
URL
https://winglove.co.jp/

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