外付けプロテクターならウエアを買替えなくても安全性をグッと向上! YAMAHA PROTECTOR’s

ワイズギア ヤマハ外部プロテクター着用イメージ

普段着テイストながら安全性を向上外付けプロテクターならではの利点だ

バイクに乗る際、頭の片隅に必ず残しておかなければならないのが、事故時のことだ。そう頻繁には考えたくないことだが、事故時に死亡に至る第一位の要因は頭部損傷で、続いて胸部圧迫、さらに腹部圧迫という要因が並ぶ。これとは別に、人体の外郭側は損傷しやすく、肩や背中、ヒジ、ヒザ、手足の指先もケガをしやすいポイントだ。衝撃を受ければ関節部もひねりやすい。そのためライディング時には、これらの部位を保護するプロテクション性能が注目されている。ひと昔前なら考えられないほど近年のライダーたちがしっかりした装備を整えているのは、そのあたりの意識の高まりであり、業界的にも好ましい傾向といえる。

 

しかし、ベテランライダーならいざ知らず、プロテクション性能を重視したジャケットやパンツ類をすでに購入している人は、バイク初心者が多数の本誌読者なら少数派かもしれない。またベテランやリターンライダーであれば、すでにライディングジャケットなら持っているかもしれないが、過去のモデルだと肩や背中、ヒジを保護していたとしても、胸部は意外と無防備のまま。とくに胸部保護は近年になって注目度が高くなったパートでもあるので、今となっては一抹の不安を感じる人もいるだろう。とはいえ“最新のライディングウエアを購入しましょう”というのは簡単だが、装備類一式をすぐに刷新するのは簡単なことではない。そこで活用したいのが、ウエア内蔵型ではなく外付けのプロテクター類だ。

 

今回紹介するワイズギアがリリースするプロテクターは、胸部と背中をカバーするプロテクターベスト、エルボーガード、ニーシンガード、さらにライディングジャケットと組み合わせるチェストプロテクターがラインナップされている。もっとも人体で損傷しやすいパート、さらには死亡事故につながりやすい胸部圧迫から胸部を保護するプロテクターとなっている。

 

プロテクション部分はいずれもCE規格レベル2をクリアしており、高い衝撃吸収性が期待できる。もちろん堅固な素材を用いているので、衝撃だけではなく路面との接触による裂傷を防止し、転倒時の保護は万全となっている。

 

ところで、なぜ外付けプロテクターを活用したいのか? 外付けには、不安に感じるパートを重点的にフォローできる点と、普段着でも強化可能な点で有利だからだ。すでに肩や背中、ヒジなどを保護するジャケットを所有している人は胸部、または脚部の保護性能を重点的に高めることができるし、それは専用ジャケットや専用パンツでなくても可能なのだ。内蔵型だとプロテクターを装着する専用の受けが必要になるが、それが不要なのも大きい。つまり季節を問わず、着ているモノも問わないので、非常に高い汎用性を持たせながら安全性を高めることができるのだ。

 

たとえば、ライディングジャケットを購入するとして、ほとんどの人は春/夏と秋/冬のジャケット2着という組み合わせか、あるいは3シーズン対応のジャケット1着+真冬用のジャケット1着の購入を考えるだろう。購入後はバイクに乗る際の定番ジャケットとしてそれらを活用することになるだろうが、年がら年中、その2着を着回すしかないのではおしゃれの幅が狭まるというもの。もっと自由にバイクでおしゃれを楽しむうえでも、ウエアの自由度を高めることができる外付けプロテクターにはもっと注目していいはずだ。

ワイズギア ヤマハ外部プロテクター着用イメージ
ワイズギア ヤマハ外部プロテクターの上からジャケット着用イメージ
1枚目が軽装にプロテクターベストとニーシンガード、エルボーガードを装着した状態で、2枚目はそのプロテクター装着状態のままジャケットを着た状態。プロテクターは部分的に見ると確かに仰々しい雰囲気も感じるが、ジャケットの下に着てしまえばほとんど目立たない。今回はパンツ内側にプロテクターを着用していないが、余裕があるパンツなら、外観から装着していることはまったく気付かれないかもしれない

外付けならライディング時には装着し、降りたら外して散歩するということも自由自在。それにウエアの内側に装着するのも十分アリなので、普段着テイストでのライディングながら保護性能を維持したいというニーズにも十分応えられるわけだ。それに加えて従来のウエア類を買い替える必要がなくプラスする形なので、お財布にもやさしいという側面もある。

ワイズギア YAD05 エルボーガードの上からジャケット着用イメージ
ワイズギア YAD03 プロテクター ベストの上からジャケット着用イメージ
1枚目が軽装にプロテクターベストとニーシンガード、エルボーガードを装着した状態で、2枚目はそのプロテクター装着状態のままジャケットを着た状態。プロテクターは部分的に見ると確かに仰々しい雰囲気も感じるが、ジャケットの下に着てしまえばほとんど目立たない。今回はパンツ内側にプロテクターを着用していないが、余裕があるパンツなら、外観から装着していることはまったく気付かれないかもしれない

ライダーの平均年齢は2021年時点で54.2歳(自工会調べ)。そうそうケガをしてしまって家族や会社に迷惑をかけられなくなっているはずだ。もちろん若年だったらケガをしてもいいわけではないし、20代で負ったケガを生涯引きずることだって多々ある。ケガが原因で誰かに迷惑をかけたり、バイクから降りる羽目になるのは悲しいことだ。プロテクターさえあれば万全ではなく、安全運転こそ第一だが、万一の備えとしてぜひプロテクター類の充実は図りたいところだ。その際にはワイズギアのプロテクターを活用いただきたい。

YAD03 プロテクター ベスト

ヤマハ YAD03 プロテクター ベスト
ヤマハ YAD03 プロテクター ベスト 着用イメージ
胸部・背部はもちろん脇腹、肩など衝撃を受けやすいパートをカバー。また幅はベルクロで調整可能だ。試しに前傾姿勢を取ったが、背部が浮くことなくしっかり密着して保護しているとわかるだろう

普段着でのライディングを可能にするインナータイプのボディプロテクターで、CE規格レベル2を取得した、脱ぎ着しやすい分割型の胸部パッドと新型シェル採用の脊椎用ハードプロテクターを装備。3Dメッシュ製のクッションパッドを装備することにより、衝撃吸収性と快適性が従来品よりも向上しているという。価格は1万1,000円で、サイズ展開はM・L・XL・2XL。

YAD03 プロテクター ベスト 製品詳細ページ

YAD04 チェストプロテクター

ヤマハ YAD04 チェストプロテクター
ヤマハ YAD04 チェストプロテクター 着用イメージ
今回はヤマハのジャケットと合わせたが、ベルクロやスナップ付きジャケットに合わせる汎用品という位置付け。裏面は弾力ある総メッシュ地なので圧迫感なく装着しやすい

昨今は“胸部プロテクター自体は別売りで別途装着可”というライディングジャケットも多いこのYAD04チェストプロテクターはスナップボタンやベルクロで胸部プロテクターを装着するタイプのジャケットに対応する一体型胸部プロテクター。プロテクター部分はCE規格レベル2をクリア。裏地は3Dメッシュとすることで快適性を高めている。価格は4,400円。

YAD04 チェストプロテクター 製品詳細ページ

YAD05 エルボーガード

YAD05 エルボーガード
YAD05 エルボーガード 着用イメージ
腕部もクロスベルトでしっかりホールド。ヒザと違い、ヒジはライディング中それほど動作がないのでこれで十分な保持力がある。また裏面はメッシュ構造で通気性を確保

転倒時、かなりの確率でケガを負いやすいパートのひとつが腕だ。とくに反射的に腕で体を守ろうとするため、ヒジはもちろん前腕部側面も裂傷などを負いやすい。ヒジを守るうえで重視したいのがエルボーガード。ライディング時の動かしやすさなど使い勝手のよさを確保しつつも、より高い衝撃吸収性能を追求したCE規格レベル2をクリアしている。価格は4,180円。

YAD05 エルボーガード 製品詳細ページ

YAD06 ニーシンガード

YAD06 ニーシンガード
ヤマハ YAD06 ニーシンガード 着用イメージ
ヒザ裏のベルトはX状のクロスベルトを採用し、とくに動いてズレやすいヒザ部をしっかりホールド。それでいて関節部からは離れているので、動きやすさも確保している

転倒時にはヒザや足首のじん帯損傷なども注意したい。そこで有用になるのがニーシンガードだ。ヒザから向こうスネまでが連結する形状なので、衝撃から広く保護しつつ横方向に対する力の抑制にもつながる。またヒザベルトは二重ベルトとしてホールド性も高い。エルボー同様に高い衝撃吸収性能を追求したCE規格レベル2をクリアしている。価格は5,390円。

YAD06 ニーシンガード 製品詳細ページ

ワイズギア プロテクター 製品一覧ページ

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