スズキは10月30日から東京ビッグサイトで開催される『ジャパンモビリティショー2025』(〜11月9日)への出展概要を発表した。総合モビリティメーカーとして『By Your Side(あなたのそばに)』をテーマに、同社の技術や想いを体感できる展示となる。二輪車では『世界初公開』『日本初公開』を含む多数のモデルを出展予定だ。その注目モデルを紹介しよう。
e-VanVan(イー・バンバン)
世界初公開となる『e-VanVan(イー・バンバン)』が二輪の目玉モデル。1971年に登場し人気を博したレジャーバイク『バンバン』をモチーフに、遊び心あふれるBEVファンバイクとして開発されたコンセプトモデルだ。「バイクに乗る楽しさを感じたい」という思いを叶える一台に仕上げている。
「高揚感×個性をスマートに、移動が楽しくなる新時代のカルチャーモト」をデザインテーマに掲げ、スズキがすでに世界初公開しているBEVスクーター・eアドレス(eアドレス)のEVユニットをベースに構成。ひと目で『バンバン』とわかる独創的なスタイルに、先進的なカラー&グラフィックがほどこされている。
e-Address
スズキ初の二輪BEV世界戦略車第一弾となる『eアドレス』が日本初公開。2025年1月にインドで開催されたモーターショーで発表されたモデルで、その名のとおりスズキの定番スクーター『アドレス125』のBEV版(原付二種相当)といえる。
十分な航続距離と洗練されたデザインを兼ね備え、実用性にすぐれたスクーターを追求。BEVでありながら「走る・曲がる・止まる」といった基本性能に加え、耐久性や航続距離にもこだわって作り込まれている。
e-PO
開発中のペダル付き折りたたみ電動バイク『e-PO(イーポ)』の改良モデルが参考出品される。『普段使いからレジャーまで、身近な移動をもっと自由に!』をコンセプトに、電動アシスト自転車とEVバイクを融合した原付一種相当のモビリティだ。
ペダルを漕げば強力なアシスト走行が可能で、アクセル操作のみでもスムーズに走行できる。車重25kgと軽量で、女性や小柄なライダーでも扱いやすく、折りたたんでクルマに積載することもできる。バッテリーはパナソニック製電動アシスト自転車と共通の取り外し式を採用し、フル電動走行で30km以上の走行が可能だ。
今回展示される車両は、実証実験のデータを反映して車体を一新。市販化への期待が高まる1台である。
水素エンジンバーグマン
環境対応技術の一環として開発を続ける『水素エンジンバーグマン』の進化版も展示。ガソリンエンジンに代わって水素エンジンとタンクを搭載し『バイクの楽しさのひとつである排気音を楽しみながら、環境にも配慮したい』という願いを形にしたモデルだ。2023年に出品されたモデルからの進化をわかりやすく示すため、カットモデルが展示される。
GIXXER SF 250 FEV
2025年1月からインドで発売されている『ジクサーSF250 FEV』を参考展示。インジェクターや燃料ポンプ、エンジン制御を改良し、バイオエタノール85%混合燃料に対応するフレックス燃料車(FEV)だ。二酸化炭素排出量の削減に寄与する環境対応モデルとなっている。
市販車/市販予定車
スズキのブースでは発売されたばかりの『DR-Z4SM』や、市販予定車の『GSX-8T』『GSX-8TT』『GSX-R1000R』なども展示される予定だ。
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