No.276の特集は“世を席巻した”ストリート系”バイクのいま”
1990年代中盤、主にバイクを足代わりに渋谷で遊ぶ若い世代を中心に、ホンダ「FTR250」やヤマハ「TW200」といった、当時注目を浴びていなかったモデルを安価に購入して、アメリカで人気の高いレース「フラットトラック」の競技車両のような雰囲気にカスタムすることが人気となり、やがて全国規模の大ブームに発展しました。街中を走る彼らのフラットトラッカーを、当時のメディアは「ストリートトラッカー」、または「ストリート系」と呼ぶようになり、そのあまりの人気ぶりからメーカーも追従。各社から「ストリートバイク」と呼ばれるモデルが数多くリリースされるまでとなったのです。 車体が軽いから圧倒的に乗りやすくて取り回しも楽ちん、そして見た目もオシャレでとても魅力的。そんなスタイルが流行したのは、もう25年以上も前の話ですが、じつはいま、カスタムショーに足を運んでみると、当時を彷彿とさせるストリートトラッカーがチラホラと目立ってきているんです。もしかして、流行りはじめている……!? というワケで今号では、かつてのブームを振り返りつつ、いまストリートバイクに乗るオーナーさんに魅力をうかがいました。おじさん世代には懐かしく、当時を知らない若い子には新鮮な、読み応えある一冊です。
誌面をダイジェストで紹介!
軽快で乗りやすく、見た目もスタイリッシュな250ccのストリートバイクは、かつて渋谷界隈から火が付き、やがて全国規模のブームとなりました。いま、そんなバイクがにわかに注目を集めています。そこで現在ストリートバイクに乗るオーナーたちに、その魅力を教えてもらいました。昔よりもさらにオシャレに進化したそれぞれの愛車も注目です!!
いま一部で話題になっているのが、広島の「平和モーターサイクル」が製作・販売している「スクランブラー」カスタムです。これこそ現代版ストリートバイクの最先端をいくスタイルといえるではないでしょうか。そこで、これを製作した理由や面白さを同店代表・木村健吾さんにうかがいつつ、実際のオーナーの方々にも魅力を語っていただきました
「ストリートバイク」というカテゴリーを掘り下げると、それに属するバイクは「クラシック」や「アメリカン」、「オフロード」といったモデルがごった煮状態で、まるで取り留めがありません。つまりどういうこと!? というワケで、ストリートバイク誕生に至った背景や、何故ごった煮状態なのかを、当時を振り返りながら深~くひも解いてみました
ストリートトラッカーが一大ブームになったのは、25年以上も昔の話。現在はカスタムパーツそのものが進化しているし、業界のトレンドも異なっています。そんな中、現代のストリートトラッカーとは!? 当時風のスタイルを現代的な手法を取り入れて製作したという「RDD」のカスタム車両を見ながら、新時代のストリートバイクを考察しました
当時のストリートカスタムを牽引し、現在に至るまでシーンを見続けてきた老舗ショップ「ボートラップ」。その代表・菅原勝則さんにオープン一貫しているカスタムのこだわりを聞きつつ、同店のカスタム最新作を見せていただきました。単なるスクランブラーでもカフェレーサーでもない、ひと味違うこだわりのディテールをじっくりとご覧ください!!
2000年前後にストリートで人気の高かったモデルは当然ながら現在は絶版なので、いま手に入れるなら必然的に中古車になってしまうのが悩みどころ。そこで、新車の中から「これはストリートでも映えるのでは!?」というモデルをピックアップしました。ここからカスタムするとなるとハードル高そうですが、このまま乗っても目立つこと間違いなし!!










