DUCATIが電動レーシングバイクを開発!コードネームはV21L

MotoGPの電動バイククラス「MotoE」に2023年以降登場か

 

ドゥカティは初の電動レーシングバイクを開発中で、そのマシンのプロトタイプであるコードネーム“V21L”の詳細を公開した。

 

MotoGPは排気量別にクラスが分けられて開催されているが、その一つに2019年から電動バイクを使った“MotoE”クラスがある。現在はエネルジカという電動バイクメーカー1社がこのレースにマシンを提供しているが、すでに発表されているように2023年以降はエネルジカに代わってドゥカティが唯一の公式サプライヤーとしてマシンを提供する。その車両を開発しているのだ。

 

 

V21Lは総重量の半分をバッテリーが占めており、21700タイプとよばれる21mm×70mmの小さな円筒形のセルが1,152個格納され、その大きさや形状がバイク全体のデザインの大きな制約となっている。デザイン上の制約を最小限にするために、特殊な形状をしたバッテリーパックをエンジニアが設計し、バイクの中央部に自然に収まる構造になっている。

また、バッテリーパックはシャーシの構造部材としても機能しており、フロント部分には重量3.7kgのアルミニウム製モノコック・フロントフレームを装備。

 

総重量は225kgで最高出力は110kW(150ps)、最大トルクは140Nm。最高速度は275㎞/hを記録している。

 

 

開発を指揮したドゥカティeモビリティディレクターのロベルト・カーネさんは「開発は順調に進んでおり、70%~75%は完成していると言える。今後、さらなる調整を進めていく。様々なチームカラーをまとった、我々のマシンがスターティング・グリッドに18台並ぶのを見るのが待ちきれない」とMotoEの詳細を解説した動画の中で語っている。

 

V21Lの開発ストーリームービーやスペックの詳細は、ドゥカティ公式Webサイトからチェック! 戦闘的な見た目からは想像できない電動バイクならではな“音”をぜひとも体感していただきたい。

Ducati MotoE 詳細ページ

CONTACT

問い合わせ先
ドゥカティジャパン
電話番号
0120-030-292
URL
https://www.ducati.com/jp/ja/home/

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