アクセルの開け始めのフィーリングが大きく変わる “スロットルワイヤー”
本記事ではスロットルの操作感、つまりアクセルを回したときのワイヤーの動きの調整方法を紹介するぞ。内容は“遊び”の調整がメインになるけれど、これをうまく合わせてやることでアクセルの開け始めのフィーリングが大きく変わる。とくに発進時のアクセルワークが苦手だという人は、ここを調整することで改善できることもあるので、愛車のアクセルの遊びがどのくらいなのか チェックしてみよう。
使用する工具
![コンビネーションレンチ](https://www.tandem-style.com/wp-content/uploads/2020/02/maintenance8_s03-1000x663-1-680x451.jpg)
アクセルの“遊び”って?
![アクセルの“遊び”](https://www.tandem-style.com/wp-content/uploads/2020/02/maintenance8_s01-1000x663-1-680x451.jpg)
アクセルを回すとどうなる?
![エンジン](https://www.tandem-style.com/wp-content/uploads/2020/02/maintenance8_s02-1000x663-1-680x451.jpg)
1. ワイヤーの張り具合を調整
![ワイヤーの張り具合を調整](https://www.tandem-style.com/wp-content/uploads/2020/02/maintenance8_s04-1000x663-1-680x451.jpg)
2. ロックナットを緩める
3. アジャスターを回す
![アジャスターを回す](https://www.tandem-style.com/wp-content/uploads/2020/02/maintenance8_s07-1000x663-1-680x451.jpg)
4.ロックナットを締める
![ロックナットを締める](https://www.tandem-style.com/wp-content/uploads/2020/02/maintenance8_s08-1000x663-1-680x451.jpg)
ココがポイント!
※工具の扱いや調整に自信がない方は、バイクショップなどに相談することをおすすめします。
ワイヤーがないモデルもある
一度調整したらオシマイ、ではない
新車の状態だと“アクセルの遊び維持”はアクセルの開け始め量を調整するものという認識で問題ないけれど、長年乗り込んでいくとワイヤーが伸びてしまったりパーツにガタが生じて遊び量が増えることがある。この増加量は何年もかけて数mmというレベルだけれど、ひんぱんに調整するポイントではないためつい見落としがちだ。これはクラッチワイヤーも同様で、走行距離が多くなったバイクはワイヤー類を点検しておこう。