この電動バイク、速いぞ…!BMW CE 02の実力とは?【ニューアコ展示車両ストーリーVol.3】

9月13日(土)・14日(日)の2日間、群馬県利根郡みなかみ町水上高原リゾート200 ゴルフコースにて、開催される“New Acoustic Camp 2025”のバイクエリアに展示される車両を紹介!

 

既存のバイクとは一線を画す“新しい”二輪車

BMW CE 02を左側から撮影した全体画像。斬新なデザインのEVバイクで街中でも注目を集めるフォルムが特徴的

 

BMW CE 02を右後ろから捉えた画像。リア周りの構造やデザイン性、軽快な車体サイズがわかる1枚

BMWは知らない人の方が少ないであろうドイツのクルマメーカーで、バイクも古くから手がけている。また、電動バイクにも早くから取り組んでいて、2017年には満充電での航続距離が100kmのCエボリューションを発売し、その後もフル充電で100km以上走れる電動バイクをラインナップし続けている。
 
さて、電動バイクの話になると、満充電でどれくらい走れるかを気にする人が多い。確かにバイクは燃料切れで止まったら動かすのが面倒な重い物体と化してしまうので、気にしたくなるのはわかる。ただその距離が100kmくらいでも、“片道50kmだと使えない”と評価する人が多いことに“?”を感じる。というのも使い方によっては十分な距離だからだ。たとえば普段の足として使うなら、1日100km走る人は圧倒的に少ない。そんな距離感を考えて作られたモデルが今回紹介するCE 02だと思うのだ。なぜなら航続距離が96kmと短めで、CE 04という航続距離130kmのモデルが併売されているから。
 
CE 02は、公式のPVを見ればわかるように、若者が街中の足として使うモデルとして提案されている。実際に街中で乗ってみると、もっとも出力が抑えられたモード(メーターにカメマークが表示されるのが可愛らしい)でも、東京都内の幹線道路を走って、加速感や速度面において不足を感じることはなかった。ブレーキも必要十分な制動力があるし、走行時の安定感もあってハンドリングも乗り手の思い通りといった印象だ。板状のシートに乗る前は一抹の不安があったけれど、サスペンションやフレームといった車体全体のバランスで、乗り心地が硬いなんてことはなく、ちょうどいい。そして、何より航続距離を捨てて(電池の容量を減らす→電池が小さくなる)手に入れた132kgという軽さとコンパクトさが、ちょっと出かけようとしたときに“乗っていこう”という気持ちにさせてくれる。
 
こういった既存のバイクとは一線を画す車両が街中を颯爽と走っていたり駐車場に停まっていたら、“あれ、いいじゃん!”となって、より多くの人が電動バイクへ興味を持ってくれるのではなかろうか。

 

BMW CE 02のデジタルメーター表示。速度、残り航続距離、パワー出力などのEVならではの情報が表示されている

走行時のメーター表示。速度、あとどれくらい走れるか、どれくらいの出力状況かが表示される。回生ブレーキが効いている時は、POWERのところで作動中なのがわかる。

 

CE 02の右側ハンドルにあるスイッチボックス。走行モード切り替えやリバースボタンなど操作性が伝わるカット

右ハンドルスイッチボックスで主要走行モードが変えられ、左スイッチボックスで細かな設定変更ができる。上側のRボタンはリバースボタンで後方に進むこともできるのだ。

 

BMW CE 02のシートを上から撮影した画像。個性的なデザインとコンパクトさ、クッション性の高さが確認できる

ステアリングステム部分から後端まで続く長い板状のオリジナリティあふれるシート。足を着く際にも角張っている印象はないし、薄手なのに十分なクッション性も確保されている。

 

CE 02のシート下に配置された2基のリチウムイオンバッテリー。バッテリーシェアリングも想定されたような設計構造

メインキーで簡単に外せるシート下には2個のバッテリーが入っている。外せないようにはなっていたけれど、構造上はバッテリーシェアリングも考慮されているように思える。

 

BMW CE 02の車体左側に設けられた充電ポート周辺。100V充電に対応した仕様が視覚的にわかる構成

充電口は車体左側、リヤショックの車体側接続ピポットのほぼ下にある。家庭用100V対応の充電器は、重さはあるけれどバックパックに入れて運べるサイズだ。

 

ベルトドライブとモノサスペンションを採用したCE 02のリア周り。巻き込み防止ガードや調整可能なショック機構も確認可能

ベルトドライブなのでメンテナンスがラク。モノを巻き込まないようワイヤーガードが装着されたこった作りになっている。リヤショックは4段階のプリロード調整が可能。

 

SPECIFICATIONS

●全長×全幅×全高:1,970×876×1,140(㎜)●軸間距離:1,353㎜●シート高:750㎜●車両重量:132kg●原動機種類:外部励磁空冷同期モーター●定格出力:6 kW●最高出力:11kW(15㎰)/5,000rpm●最大トルク:55N・m(5.6kgf・m)/1,000rpm●バッテリー種類:リチウムイオン電池●バッテリー電圧/容量:48V/2×1,96kWh●最大航続距離(WMTC):96㎞●タイヤサイズ:F=120/80-14・R=150/70-14●価格:126万8,000円

 

CE 02・BMW製品ページ

CONTACT

問い合わせ先
BMWカスタマー・インタラクション・センター

電話番号
0120-269-437
URL
https://www.bmw-motorrad.jp

 

 

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