ロードスター「HUNTER 350」に新色追加。全5色展開に
撮影したのは緑の中で映える新色のリオホワイト。そのほかにトウキョウブラック、ロンドンレッドが新たに加わり、既存のレべルブルーとダッパーグレイと5色展開となる
2025年モデルで機能と使い勝手の両面でブラッシュアップ
国内においても普通二輪免許で乗れるクラシカルなモデルをラインナップするメーカーとして、最近かなり認知度が高まってきているロイヤルエンフィールド。ブランドのことをよく知らないという人のためにかなり大雑把に説明すると、イギリスでスタートした世界最古のバイクブランドで、現在はインドに拠点を移して70ヶ国以上に正規サービスネットワークを展開。350~650㏄の中間排気量クラスの車両をラインナップしていて、世界中のライダーたちから愛されているメーカーである。
ハンター350は、そんなロイヤルエンフィールドがメテオ350やクラシック350に続いて2023年春にラインナップへ加えた350クラスのモデルで、前2モデルと共通のプラットフォームを採用しつつ、前後に17インチホイールを履いたロードスタータイプとなる。2025モデルではアシスト&スリッパークラッチ、LEDヘッドライト、SHOWA製新型リヤショックを新たに採用して機能面を充実。ターンバイターンタイプのナビゲーション“トリッパー”とUSBタイプC充電ポートを装備して使い勝手もアップしている。
ロードスタータイプとなるため、スポーティな方向にスタイリングやポジションが振られていて、実際に走らせてみてもホイールサイズなどの影響で、街中をキビキビ走ることができる。そう、街中はもとよりワインディングなどさまざまなシーンにおいて、操る楽しさを堪能できるマシンなのだ。
さらに今回一番伝えたいのは、ほぼフラットなタンデムシートがもたらす積載性の高さだ。たとえばキャンプ道具をバッグに一式詰め込むとなると、50Lを超える容量が必要になってくる。そんな荷物満載にしたオーバー50Lのシートバッグも安定して積むことができるのだ。さらにビビッドなカラーリングをまとったモデルが多く、それらの色味が、街中だけでなく大自然の中で映えるのもハンターの魅力といえるだろう。
普段は街中の足として、休日は平日にたまったフラストレーションをリフレッシュするキャンプツーリングの相棒として、幅広く活躍してくれるであろうから、そんなオールマイティなモデルを探している人はぜひ一度詳細をチェックしてみてほしい。
ヘッドライトをLED化したことで、人里離れた場所にある街灯のないキャンプ場に暗くなってからアプローチする際も安心だ。フォークブーツによって、土埃の中を走るのもへっちゃら
フラットで広めのハンドルは未舗装路でも車体を押さえ込みやすく、多少荒れた林道も慣れれば不安を感じることなく走れるはずだ。ハンドルまわりに電源があるのもうれしいポイント
ガソリンタンク容量は13Lで、一度満タンにすればどんな走り方をしても300㎞は走れる。また、意外とシート寄りは絞られていて、ヒザが当たる部分が削られていてホールドしやすい
一体型のシートはライダーシート部が前後に長いためポジションの自由度が高い。また、タンデムシート部が比較的フラットなうえ幅もあるので大きなシートバッグを安定させやすい
グラブバーがタンデムシートの座面より低い位置なので、シートバッグが安定させやすい。さらにシート後ろ側まで回り込んでいることで、バッグ固定用のバンドを取り付けやすい
リヤショックは4段階のプリロード調整が可能で、荷物の重さに合わせて車体姿勢が維持しやすい。また、上側の支点はバッグ固定用のバンドの取り付け場所として活用できる
SPECIFICATIONS
●全長×全幅×全高:2,100×800×1,055(㎜)●軸間距離:ー●シート高:790㎜●車両重量:181kg●エンジン種類・排気量:空冷4ストロークOHC2バルブ単気筒・349㎤●最高出力:14.9kW(20.2㎰)/6,100rpm●最大トルク:27N・m(2.7㎏f・m)/4,000rpm●燃料タンク容量:13L ●燃費(WMTC):ー●タイヤサイズ:110/70-17・R=140/70-17●価格:59万9,500〜60万9,400円
CONTACT
- 問い合わせ先
- ロイヤルエンフィールドジャパン(総輸入発売元:ピーシーアイ)
- URL
- https://www.royalenfield.co.jp/