レザーよりも摩擦に強いデニム

2018年5月3日

ボトムの鉄板“ジーンズ”に“安全”をプラス

ボトムの定番といえばジーンズだ。バイクに乗るときも、乗らないときでもジーンズをチョイスする人は多い。ウエアに関する規制はないけれど、万一の転倒に備えてバイクに乗るときは安全面を意識したボトムを選んでほしい。そうなると“専用のライディングギアメーカーのボトムを選ぶしかない…”と思う人もいるだろう。そこで紹介したいのがイタリアの“プロモジーンズ”だ。ここのアイテムは一見すると普通のジーンズだが、ただのジーンズではない。

転倒時に衝撃でダメージを受けやすいヒザ部には着脱可能なCE規格のプロテクターが標準装備されているだけでなく、ヒップにもオプションのプロテクターが組み込めるようになっている。さらに注目したいのが、摩擦に対する耐久性が高いこと。というのも転倒すると、ライダーが路面を滑走するケースが多く、そのときの摩擦でもダメージを受けてしまうのだ。

摩擦によるダメージを軽減するという点において、まっ先に思い浮かぶのが“レザー”だろう。サーキットを走る際にもレザースーツの着用が義務付けられているが、プロモジーンズはレザーを上回る耐摩擦性能が与えられている。それはデニム生地にトワロンという素材を組み合わせることで実現しているという。外部からはその存在はわからないが、滑走時の摩擦によるダメージを軽減してくれる効果が期待できつつ、普通のジーンズ感覚で履けるのは◎。バイクに乗らないときでも、気軽に履けるのもうれしいポイントだろう。