二輪車安全運転全国大会2020が開催中止

正確な運転技術を磨く大会も残念ながら中止に

日本二普協の主催で開催されている『二輪車安全運転全国大会』。あまり聞いたことがないかもしれないが、スラロームや極低速でのバイクの切り返しなど、誰もが教習所で学んだ技術の集大成を披露するための大会だ。既定のコースを早く周回することを競うが、法規に即した運転が求められる点がレースなどと異なる点。前述したような技術は公道で実用的なテクニックを磨くには打ってつけとして、免許取得後も全国の交通安全センターなどで行なわれている安全運転講習で教習可能だ。その講習などで磨いた技術を競うのが二輪車安全運転都道府県大会で、その各大会で優秀な成績を収めた人たちがさらに競うのが全国大会というわけだ。

 

2020年も9月20日(日)・21日(月・祝)に全国大会が行なわれる予定だったが、今年は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大防止に向け、国から各種自粛要請や指導があったことから、多くの都道府県交通安全協会が本年の二輪車安全運転都道府県大会を中止。そのため全国大会も実施しないことを決定したとのことだ。

 

初心者はもちろんベテランになっても安全運転講習の内容は非常に有益だ。全国を目指そう！とまではいかなくても、興味を持ったならこの機会に一度受講してみてはいかがだろうか？