やっぱり“昔ながら”はうまい!

前回のコラムで「ロケで和歌山県に行ってきた」ということを書きましたが、そのときにおみやげとして、梅干しを買ったのです。やっぱり紀州のおみやげといえば、梅干しは外せませんよねぇ〜。もちろん、ボクが買ったのは全然高級なやつじゃなくて、思いっきり手作り感のあるもの。ビニール袋に梅干しがゴロゴロと入っており、生産者の名前が書いてあるようなやつです(道の駅の物産コーナーでよく見かけたりしますよね)。原材料表示を見てもいさぎよくて、印刷されているのは「梅・食塩・紫蘇」だけ。「えっ? 梅干しを作るのにそれ以外の材料が必要ありますか?」ってなもんですよ。現在スーパーなどで「梅干し」として出回っているものはたいがい減塩タイプで、はちみつだとか昆布エキスだとか、何やらいろいろと入っているようですが、物産コーナーで売っている梅干しはたいがい「梅・食塩・紫蘇」のみ。このシンプルさがうれしい時代なのです。

こういう昔ながらの梅干しって、当然ながら強烈にすっぱくてしょっぱい。一粒あれば、かなりの量のご飯を食べられます。でもこの強烈なすっぱさがまた、おいしいんですよねぇ。先日、この梅干しを使っておにぎりを作ってみたんですが、コンビニなどで売られているおにぎりとは格段に違いました! 香りも味も断然、昔ながらの梅干しの勝利。「やっぱりおにぎりってのは、一つの料理として完成しているんだよなぁ…」ということをあらためて感じました。そしてまた「減塩タイプはやっぱりおにぎりには合わんな」という思いも新たにした次第です。

ちなみにボクが買った梅干しは、やや小さめのやつが20個くらい入って250円ほど。昔ながらの梅干しを作る工程を考えると「こんなに安く買ってしまって申し訳ない」という感じですが、味の違いはしっかりと堪能させていただきました! みなさんも道の駅の物産コーナーなどで「梅・食塩・紫蘇」の梅干しを見かけたら、ぜひ試してみては?

マンボサイトー

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マンボサイトー

「マンボ」というニックネームはマンボウ似であることから名付けられ、当初はかなり嫌がっていたものの、最近ではそれほど気にならなくなってきた。ビッグバイクよりも中小排気量 の方が好き、人気車種よりもマイナー車の方が好き、というあまのじゃくな性格の持ち主でもある。

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