性能差を体感できるオイルが登場?! YAMALUBEのトップモデルRS4GPがモデルチェンジ

 

誰もがエンジンオイルが必要なことはなんとなくわかっていると思うけれど、なんでこんなにたくさんのオイルが市場に出回っているのか不思議に思っている人も多いだろう。同じメーカーでも4ストロークモデル用に数種類がラインナップされていて、SAE粘度規格、油種、JASOといったスペックも同じとなれば、何が違うの?となって当たり前だし、今回のように、同じグレードのオイルが“モデルチェンジしました”とアナウンスされても、いまいちピンと来ないのが正直なところだろう。

 

じつはその考えは開発サイドも同じで、ニューモデルをいくら言葉で・低温度域のさらなる低粘度化、・高温度域の粘度を確保、・性能の持続性を確保と説明しても理解してはもらえないと感じていて、新しいRS4GPは、交換したことではっきりと差が体感できることを目標として開発が進められたのだ。そして新製品説明会では体感できることへの自信がはっきりと伝わってきた。というわけで、今回は新RS4GPの概要を紹介し、次回実際に差を体感できたかをレポートしたいと思う。

 

そもそもYAMALUBE(ヤマルーブ)って?

YAMALUBEはYAMAHAとLUBRICANT(ルブリカント=潤滑油/オイル)の合成語で、 ヤマハ純正オイルの製品ブランドとして、世界各国で名称登録をしている。 現在、ヘルメットクリーナーなどオイル以外のケミカル類もYAMALUBEブランドで統一されているのだ。エンジンオイルに関しては、エンジン開発の初期段階からエンジン部品の一部ととらえられ、 すべてのヤマハ製エンジンの信頼性を保証し、マシン本来のパフォーマンスを100%発揮できるように開発されているので、YAMALUBEは“液体パーツ”と称されているとのこと。

 

RS4GPとは

ロードレースの最高峰MotoGPに投入されたテクノロジーをフィードバックしたYAMALUBEシリーズの最高グレードのエンジンオイルとして、2015年から発売が始まり、当時はモアパワーが追求された。今回モデルチェンジしたのは、フラッグシップオイルとしてのさらなる特徴の明確化が必用となったため。モアパワーというコンセプトを踏襲しつつ、おもにシフトフィーリング、エンジンレスポンス、クラッチフィーリングの向上を目指しつつ、それらのフィーリングが長期間持続することも追求されている。

 

オイルの性能を視覚化するために用意された器具。1が新RS4GP、2が従来のRS4GP、3が他社の同等グレードのオイルとなる。これからわかるのは、新しいRS4GPがもっとも抵抗が少ないということ
スペック

●SAE粘度規格:10W-40
●油種:化学合成油
●JASO:MA2
●価格:4,400円(1ℓ)/1万5,840円(4ℓ)

 

CONTACT

問い合わせ先
ワイズギア
電話
0570-050814
URL
https://www.ysgear.co.jp/mc/

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