──夜だけの、特別なバイク時間。
2025年5月10日(土)18時から21時まで、東京・お台場のCITY CIRCUIT TOKYO BAYにて、ヤマハ発動機販売が主催するナイトイベント“The Dark Side of Japan Night Meeting 2025”が開催された。
夕方から始まり、完全に“夜”だけに焦点を絞ったこのイベントは、普段のバイクイベントとはまるで別世界。照明、音、演出、空気感…そのすべてが“非日常”で、“クール”だった。来場者は現実から少しだけ離れて、バイクと自分に没入できる、そんな時間をすごしてきた。
強風すらも演出の一部に感じた、スタートの18時
夕暮れの空が刻々と表情を変えていく中、会場には続々とバイクが集まってくる。天候は強風。バナーがバタつき、テントが揺れるほどだったけれど、不思議とその風さえもイベントの雰囲気にマッチしていた。
ざわついた都会の片隅に突如現れた“夜のサーキット”は、まるで映画のワンシーン。MTシリーズのダークな世界観にどっぷり浸れる空間が、そこにあった。
日が沈むと、本番が始まる
暗くなるにつれて、会場のテンションも一段階ギアが上がる。ライトアップされた展示車両たちが、まるで舞台の主役のように浮かび上がり、床にはプロジェクションマッピングが広がる。
ストリートのネオンを思わせるグラフィックが足元を駆け抜けるたびに、空気が引き締まり、バイクとの一体感が強まっていくのがわかる。言葉にするのが難しいけど、体で感じる“没入感”がそこにはあった。
MTシリーズ全機種が勢ぞろい。光に照らされた“主役”たち
会場に展示されていたのは、MT-10、MT-09、MT-07、MT-07 Y-AMTカスタム、MT-03 Touring、MT-25、MT-125と、現行MTシリーズをすべて網羅したラインアップ。それぞれのバイクが個性的なライティングで照らされていて、昼間とはまるで違う表情を見せていた。どの車両も、ただの展示ではなく“演出の一部”として空間に溶け込んでいたのが印象的だった。
人の流れも自由で自然。一人でも、仲間とでも楽しめる
会場に集まった人たちは、ソロライダーからグループ、カップル、親子連れまでじつに多様。共通していたのは、みんなが“自分のペース”で楽しんでいたこと。バイクの横で撮影に没頭する人。気の合う仲間と再会を喜びながら談笑するグループ。スタッフとMT談義に花を咲かせるベテランライダー。誰かが指示しなくても、それぞれが自然と楽しんでいる。そんな自由で緩やかな空気がこのイベントの魅力だった。そして不思議と、知らない同士でも会話が生まれる。MTが好き、ヤマハが好き、夜の雰囲気が好き──それだけで話す理由は十分だった。
物販も“夜映え”なアイテムがずらり
物販ブースには、イベント限定のTシャツやキャップ、キーホルダーが並び、どれもMTらしいクールなデザインで目を引いた。とくにMTシリーズ10周年を記念したTシャツ、キャップ、キーホルダーの3点がセットになった限定BOXは、開封する前からすでにカッコよさがあふれていて、「これは飾っておきたい」なんて声も出るほど。手にしたアイテムをその場で身につける人も多く、黒を基調としたファッションと会場の照明がマッチして、“夜感”をより引き立てていた。会場にはキッチンカーも出店。肉汁たっぷりのハンバーガーや甘さが引き立つクレープ、バイカーズパラダイスのカフェドリンクも販売されており、列ができていた。
非日常を体感する、3時間
ナイトイベントという形式を活かし切った“The Dark Side of Japan Night Meeting 2025”。バイクという乗り物が、ただの移動手段ではなく、“ライフスタイル”であり“アイデンティティ”でもあることを再認識させてくれる時間だった。
参加者SNAP!
夜の会場に集まったバイク仲間たち。それぞれこだわりの愛車とともに、スタイルもバイクも十人十色。初対面でもすぐに打ち解けるのが、バイクがつなぐ不思議な力。思い思いに語り、笑い、写真を撮り合いながら、夜風を感じる最高のひとときを共有できた。そんな熱い瞬間を収めたスナップたちをご紹介!
開催概要
- イベント名
- The Dark Side of Japan Night Meeting 2025
- 開催日時
- 5月10日(土)/18時〜21時
- 場所
- CITY CIRCUIT TOKYO BAY(東京都江東区青海1丁目3-12)
- 主催
- ヤマハ発動機販売