この125cc、見逃せない!ニューアコ展示のXSR125 ABSを徹底紹介!【ニューアコ展示車両ストーリーVol.1】

9月13日(土)・14日(日)の2日間、群馬県利根郡みなかみ町水上高原リゾート200 ゴルフコースにて、開催される“New Acoustic Camp 2025”のバイクエリアに展示される車両を紹介!

走りを楽しめる本格派125ccスポーツモデル

「ヤマハXSR125」右側からの全体写真。ネオクラシックな外観とコンパクトな車体バランスが特徴の125ccバイク

YAMAHA XSR125を左斜め後方から撮影。ブラウンのシートとクラシカルなLEDテールランプが印象的なデザイン

※画像は2024年モデルになります。

バイクにもトレンドがあり、近年各メーカーが力を入れているのが、外観では古きよき時代のバイクを思わせつつ、中身は現代の技術で安心と快適を提供してくれるネオクラシックカテゴリーだ。ヤマハではこのカテゴリーを“スポーツヘリテージ”と名付けて、XSRシリーズをメインにラインナップしている。XSR125はその末弟にあたる。2000年台以降、世界的な物価上昇に合わせて国内のバイク販売価格も高くなる一方。車検がないなどランニングコストが安く、車格的にも扱いやすい車両が多いことから、最初の1台に選ばれやすい250ccクラスの車両価格も軒並み60万円を超えてきている。それゆえ、これからバイクライフをスタートさせようという人にとっては、以前に比べてハードルが高くなっていることは間違いない。そんな中、250ccよりも車体価格が安くなる125ccクラスに本格的なロードモデルがあるのは、うれしいことだ。

 

車体は、スポーツネイキッドモデルMT-125と共通の車体をベースに
クラシカルなテイストが植え付けられているのが特徴で、兄弟モデルに700と900がある。エンジン、フレーム、スイングアームといった走りに影響するメインの構成パートはMTと同じで、それ以外のパーツを変えることでネオクラシックモデルへと仕上げているのだ。全回転域での扱いやすいエンジン特性を引き出すため、低中速向けと高速向けの2つの吸気カムを備えるVVA(Variable Valve Actuation:可変バルブ)を搭載していたり、急激なシフトダウンをしてもリヤホイールが暴れにくいうえ、クラッチレバーの操作が軽くなるアシスト&スリッパ―クラッチを採用しているなど、しっかり走りを意識した作り込みがなされているのが魅力の一つといえるだろう。
極力共通パーツを用いることで、コストを抑えるのが常套手段なのだが、タンデムステップステーやウインカーなど、見た目に影響を及ぼす細かな部分には、MTとは異なるクラシカルさを感じさせるパーツが用いられていて、そんなところに作り手のこだわりを感じる。

 


これから新たにバイクライフをスタートする人や、リターンを考えている人のファーストバイクとしては、パフォーマンスと車体の作り込み、コストのバランスの取れた1台だと思うし、大型バイクを所有する人が、街中の足として気軽に乗れる車両としてももってこいであろう。

 

反転液晶タイプの多機能メーター。ギアポジション、回転数、速度、時刻などを表示し、視認性と質感を両立

赤い差し色が質感を高めている反転LCDメーター。速度やエンジン回転数のほかにギヤポジションや時刻も表示される。左サイドのボタンで表示内容を変えられる。

 

丸型LEDヘッドライトを搭載したフロントビュー。XSRロゴが入ったメッキブリッジが高級感を演出

マッシブ感の演出にも一役買っている小型なヘッドライトはLED仕様だ。ヘッドライト内のメッキされたブリッジ中央部にはほこらしげにXSRのロゴが入る。

 

シュラウドレスでむき出しに設置されたコンパクトラジエーター。ネオレトロスタイルの象徴的ディテール

エンジンの前にシュラウドもほとんどなくむき出しの状態で設置されるコンパクトなラジエター。この飾り気のなさが、ネオレトロっぽさを強調している。

 

XSRの立体ロゴが入ったエグリ加工タンク。ニーグリップしやすい形状と樹脂カバーの質感がポイント

ニーグリップがしやすいエグリタンク。センターは樹脂製カバーでおおわれ、その樹脂部分にはXSRの立体エンブレムが入り、オーナーの所有欲を高めてくれる。

 

YAMAHAロゴとステッチが印象的なタックロールシート。座り心地とクラシック感を両立したデザイン

後端のエンボス処理されたYAMAHAロゴと表皮つなぎ目のステッチで質感を高めているタックロールシートを採用。その下、穴の空いたプレートでクラシカル感を演出。

 

3本の溝が入ったヒールガード一体型ステップ。ディテールにこだわった立体造形で操作性とルックスを向上

ヒールガード一体型のステーを採用するステップ。ヒールガードに3本の溝が切ってあったり、立体的な形状になっていたりとこちらも凝った作りになっている。

 

SPECIFICATIONS

●全長×全幅×全高:2,030×805×1,075(㎜)●軸間距離:1,325㎜●シート高:810㎜●車両重量:137kg●エンジン種類・排気量:水冷4ストロークSOHC4バルブ単気筒・124㎤●最高出力:11.0kW(15PS)/10,000rpm●最大トルク:12N・m(1.2kgf・m)/8,000rpm●燃料タンク容量:10L●燃費(WMTC):49.6㎞/L(クラス3 サブクラス3-2)●タイヤサイズ:110/70-17・R=140/70-17●価格:50万6,000円

 

 

XSR125 ABS・ヤマハ製品ページ

CONTACT

問い合わせ先
ヤマハ発動機カスタマーコミュニケーションセンター
電話番号
0120-090-819
URL
https://www.yamaha-motor.co.jp/mc

 

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