フルモデルチェンジを受けた新型PCXが2018年4月6日に、PCX150/ABSが4月20日にそれぞれ販売を開始する。
カラーラインナップは全モデルともにレッド・ブラック・ホワイト・ブロンズの計4色を展開。
販売価格はPCXが34万2,360円、PCX150が37万3,680円と、いずれも従来モデル比で1万2,960円高の価格設定だ。
PCX150にのみ新たに設定されたABS仕様は2万2,140円高の39万5,280円となっている。
パッと見た印象では、そこまで大きな変化がないようにも見える新型PCXのスタイリング。
曲線基調のデザインイメージはそのままに、各所がより切れ長でシャープな印象の造形へと変更されており、従来モデルよりもスタイリッシュで都会的な印象を受ける。
一番の大きな変更点は、フレームが小排気量のスクーターで一般的なアンダーボーンからスポーツモデルなどにも採用されるダブルクレードルタイプへと変更されたこと。
これにより、フレーム剛性の強化を実現。もちろん、重量増につながるのでその分、新設計ホイールをはじめとした各部の軽量化を行なうことで、車両重量は従来モデルと変わらない130kg（PCX150は131kg）に抑えられている。
また、エンジンも吸排気系の見直しによって、PCXで従来モデル比0.2PSアップの12.2PS/8,500rpm、PCX150で従来モデル比0.9PSアップの14.9PS/8,500rpmの最高出力を発揮。
また、ドライブ＆ドリブンフェイスの大型化による変速比幅の拡大などにより、加速力と高速域での伸びの両立がねらわれている。
それに合わせて、タイヤサイズも従来モデルのフロント90/90-14・リヤ100/90-14から、フロント100/80-14・リヤ120/70-14へと大幅にサイズアップ。
さらに、リヤショックの取り付け位置を見直しサスペンションのストローク量を増やしたり、シート形状を変更するなど、より快適で軽快な走行フィールが追求されている。
その他、キーの取り出し不要でメインスイッチノブのロック・アンロックが可能なスマートキーシステムも新たに採用するなど、シティコミューターとしての使い勝手の向上を実現している。
このシャシーをベースに今後、東京モーターショーに展示されていたハイブリッドモデルやEVモデルも登場予定なので、そちらも楽しみだ。
COLOR VARIATION
2018年モデル
※PCX150/ABSいずれも同様のカラーラインナップ
2017年モデル
※PCX150も同様のカラーラインナップ
written by
