バイク用語辞典

『バイクの構造・状態』に関する『あ行』の用語

  • IMU

    Inertial Measurement Unitの略で、日本語では慣性計測装置となる。走行中のバイクがどれだけ加減速しているか? またコーナリング中で寝ているのかどうか? などを計測している。つまり車体の走行状態をこのIMUで正確にリアルタイムで計測することで、直進、コーナリングといった走行状況に合わせた車体制御が可能になる。トラクションコントロールシステムやABSとセットで活用される。

  • アイドリング

    エンジンをかけてアクセルを開けていない状態。たとえば信号待ちなどで停まっているときのこと。

  • ABS

    ブレーキのかけすぎによる車輪のロックを回避する仕組みのこと。車輪のロックを検知すると、コンピューターが自動的に制動力をコントロールしてロックを回避する。Anti-lock Brake System の頭文字からそう呼ばれている。日本でも義務化が決定している。

  • SOHC

    SはSingle(シングル)の意味で、カムシャフトが一本だけのバルブ作動方式。単にOHCと呼ぶこともある。

  • Lツイン

    L型2気筒。Vツインの一種で2つのシリンダーのはさみ角が90度のエンジン形式のこと。ドゥカティが有名。

  • エンジンブレーキ(エンブレ)

    アクセルを閉じたときに生じる抵抗のこと。アクセルを開けたときはエンジンがタイヤに動力を伝えてバイクは加速する。逆にアクセルを閉じると惰性で回り続けるタイヤが、回転を下げようとしているエンジンを回そうとして抵抗が発生する。これがエンジンブレーキの原理。5速よりは4速、3速よりは2速と、低いギヤになるほどよく効く。スクーターはその構造上一部のモデルを除き、エンジンブレーキの効きは弱い。

  • エンスト

    エンジンストールの略で、エンジンが止まってしまうこと。バイクの調子が悪いのでなければ、ギヤの入れ違いやクラッチ・アクセルの操作ミスによることが多い。

  • OHC

    バルブの作動をカムシャフトで行なうものがOver Head Camshaft(OHC)式。

  • OHV

    カムシャフトがシリンダーの横に配置され、プッシュロッドによりロッカーアームを押し上げてバルブを動かすものをOver Head Valve(OHV)式という。

    ヤタガイ ヒロアキさんの投稿 2016年12月6日(火)

  • オーバーフロー

    主にキャブレターからガソリンがあふれ出ることを指す。場合によってはエンジンにまでガソリンが流れ込んでしまうという事態をまねくこともある。