YAMAHA TRICITY125/ABS

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短期集中連載TRICITYで行こう!
第6回 LMWで細道をめぐれ!

No.
175
短期集中連載TRICITYで行こう!第6回 LMWで細道をめぐれ!

企画を“まる読み”できます!

※公開中の誌面内容はNo.175(2016年10月24日)発売当時のものになります

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前2輪という構造のおかげで安定感もよく、誰にでも乗りやすくて楽しいトリシティ125。でもね、前2輪のおかげで車格は125ccクラスには見えないほど大きい。…日々の取りまわしとか、狭い場所での使い勝手ってどうなの? ということで、トリシティで狭い路地裏を探険しにいくぞ!

トリシティでどこまで進む?東京細道アドベンチャー

と〜りゃんせ〜、とーりゃんせ〜♪ こ〜こはど〜この細道じゃ〜♪ 天神様の細道じゃ〜♪ 行きはよいよい、帰りは怖い〜♪ 怖いながらも、とおりゃんせ〜、とーりゃんせ〜♪

 

といきなりフルコーラスではじめてみました連載第6回目。いやぁ、トリシティで毎号6回もやってますとさすがにLMWの前二輪の安定感や走破性の高さはよ〜くわかってもらえているようですが、一方でいろんな声も聞こえてくる。

 

「トリシティ、3輪でおもしろそうでいいんだけど、ちょっと車体が大きい気がするんだよね〜」
「重くて取りまわししにくそうな気もするし…」

 

ハイハイハイ、わかりました〜! そのあたりがどうなのか、この企画でバシッと検証しろってことですね! …ということで今回のテーマはトリシティの取りまわし性とサイズ感をキッチリみなさまにお伝えしたいと思います。

 

でもね、ただ最小回転半径やサイズを測ってもおもしろくないからね。そこはちょっと遊び心を加えてひと工夫。東京下町にありそうなせま〜い道を走って、そのあたりが実際どうなのか? 本当にトリシティは狭い道に弱いのか? 確かめてみようじゃありませんかっ!

 

さっそく狭そうな道はないかと調べてみると、都心部にはそんな“細道”がまだまだたくさんあることに気付かされる。この細道、だいたいは自動車という文化が生まれる前の江戸時代の区画の名残りらしく、長屋横丁の路地なんかが戦争や震災、区画整理の影響受けずに残ったものらしい。それだけに場所によっては歩道のようで車道でもあり、…と思っているといきなり階段が出てきたりする。もちろん太さも状況もまちまち。幅員が2mを超えるような立派な路地に近い細道もあれば、最狭幅60cmなんて極端な場所もあったりして、細道探険は今回の企画にピッタリな感じ。

 

1本目:中央区 竜閑川の細道

そんなこんなで1本目。まず、やってきたのは千代田区・人形町駅付近。この細道は竜閑川という川の上にフタをして暗渠化したところが道になっているようだ。暗渠とはいえ川だから区画整理しにくかったのだろうか? 道の両側には時代に取り残されたような昭和テイスト溢れるノスタルジックな飲食街が続いている。

 

幅員、つまり道路幅は3m以上。普通に軽自動車が通れる幅があり舗装もキチンと水はけを考えたカマボコ形の路面。まぁ、細道探険1本目ということでまずは小手調べである。もちろんだけど、トリシティで通過するにもなんら困ることはない。ただ気付いたのはトリシティの静粛性のよさだ。こんな路地裏を走る場合、排気音の大きなバイクだと、音が壁に反響してうるささも倍増。それだけで人の家に土足で上がり込むようで気が引けるものだが、静かなトリシティならそのあたりもあまり気にならない。他人様の生活圏である路地裏を入るなら静かなバイクの方がいいに決まっているのだ。

川の4面を囲った暗渠がそのまま道路になっている。川だけに直線的で、大きな道路に分断されながらもブロックごとに昭和が残る。

 

2本目:台東区谷中 玉林寺周辺の細道

続いて2本目。やってきたのは上野動物園の裏あたり。台東区・谷中の玉林寺脇の細道。いよいよ下町東京の細道の狭さが牙をむく! 路面幅は一番狭いところで1.2m。ただハンドルが通過するあたりは幅1.8mほど。クランク状に曲がりくねっているが、トリシティは難なくクリアである!

 

あまり深く考えず突入したのだが、前二輪であることをあまり意識しなくても、余裕を持ってクランクを曲がりきる自然な乗り味に驚かされる。これってすごいコトなんじゃないか?

 

でも、この細道。そもそもバイクで走っていいのかどうかが気になるトコロ。ちょうどよく細道の行き止まりで居合わせた、自転車でパトロール中のお巡りさんに「ここは歩道ですか? 車道ですか? バイクは通っていいんですか?」とドストレートに聞いてみた。

 

「いちおう、歩道ですかね。いや、…とくに規制はないので通っちゃダメってことはないのですが、最後は階段で行き止まりですし…」となんだか歯切れが悪い。

 

まぁ、とにかく乗って来たであろう自転車を僕らの前だからだろうか、押し歩いてもどっていった。

 

…うーん、どうなのよ。まぁ、標識があれば標識に従い、なければ現場での使用され具合で判断するとしましょうか(笑)。

お寺の境内からさらに舗装路が続いてる…。細道に慣れないうちは走っていいのか不安になる

最狭幅は1.2mほどだけど、上部は1.8m以上と余裕あり。狭そうだが意外とふつうに通り抜けられる

細道は突然階段となってバイク的には行き止まり。最深部には手押しポンプがあった

Uターンもラクラクのトリシティ。細道探索するなら小回りが効くバイクであることが第一条件だ。トリシティは大きく見えるけど、意外と小回りが利くのである

3本目は新宿区四谷 荒木町の横丁

※記事の内容はNo.175(2016年10月24日)発売当時のものになります

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