SUZUKI GSX-S125 ABS

連載新車体感 ニューモデルインプレッション

No.
187
連載新車体感 ニューモデルインプレッション

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※公開中の誌面内容はNo.187(2017年10月24日)発売当時のものになります

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スズキからマニュアルミッションを採用した125cc=原付二種モデルが登場。今回は車両の紹介のみにとどまるが、そのパッケージングを見ただけでも楽しい走りを予感させてくれる期待の一台だ。

文:平野瑞希/写真:吉田 朋

スズキから待望の原二フルサイズ スポーツモデルが登場

スタイリング

あえて17インチホイール、あえてDOHCエンジン

 

スズキから待望の原付二種マニュアルミッション(MT)モデルとなるGSX-S125 ABSが登場し、10月11日より販売を開始した。今現在の国内メーカーのラインナップを見てみると、ホンダのグロムやカワサキのZ125プロなど、125㏄のMTモデルというと、小径ホイールを採用したファンモデルが多いのも事実。

 

だが、スズキはあえて前後17インチホイールを採用した、いわゆるフルサイズモデルを出してきた。そこには、GSX-SひいてはGSX-Rシリーズの名に恥じないスポーツモデルを、というスズキのこだわりがある。GSX-Sシリーズは、GSX-Rシリーズ譲りのパッケージをベースにストリートでのエキサイティングな走りを追求したシリーズだ。GSX-S125ABSにも、シリーズの末弟の名に恥じないスポーツ性能が追求されている。

 

まず注目したいのはそのエンジン。他メーカーの多くが、125㏄クラスでは空冷のOHCエンジンを採用しているなか、GSX-S125 ABSでは水冷DOHC4バルブ単気筒124㏄エンジンを採用。ボア×ストロークは62×41.2(㎜)で、圧縮比は11、最高出力は15㎰というスペックを見るだけで、その本気度が伝わってくる。そこへ6速トランスミッションを組み合わせたうえ、GSX-Rシリーズでつちかわれた開発ノウハウを活かし設計されたスチール製のダイヤモンドフレームに搭載している。

 

足まわりにはフロントに90/80-17、リヤに130/70-17サイズのタイヤ(ダンロップ製D102)を採用。前後サスペンションは、フロントにインナーチューブ径φ31㎜の正立フォークを、リヤにはリンク式のモノショックを用いることで走行性能を追求。キャスター角は25°30’、トレール量は93㎜としつつ、ホイールベースも1300㎜に設定され、車両重量は133㎏に抑えられているので、フルサイズモデルならではの軽快かつ安定感のある走りに期待がもてる。なお、WMTCモード値で、44.7㎞/ℓと燃費性能も良好だ。

 

ちなみに、この前後17インチホイールを採用しているというトコロが、実はスポーツバイクとしてはかなり重要。もちろん、小径ホイールモデルにも独特な乗り味から来る楽しさはあるのだけれど、それは大型のロードスポーツモデルとは違うモノ。その点、ホイール径が同様のフルサイズモデルであればフィーリングも似ているので、スポーツライディングの入門用としてはピッタリなのだ。海外メーカーに目を向けてみると、実はいろいろなモデルがラインナップされているフルサイズ125㏄。そうした外車勢に負けないスポーツ性を追求しつつ、スズキの国内向け125㏄モデルとしては初採用となるABS(ボッシュ製 ABS10)を標準装備して35万4240円という販売価格に抑えられている点にも注目していただきたい。

 

GSX-S125 ABSのディティール&足着き紹介

※記事の内容はNo.187(2017年10月24日)発売当時のものになります

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