駆動系 No.11 キャブレター

燃料を送り出す、空燃比を知り尽くすベテラン

Profile

ごはんにする? メンテにする? うふっ、それとも…

燃料である「ガソリンと空気」を一番燃えやすい割合で混ぜ、提供してくれるキャブレターは、いわばバイクのごはん屋さん・料理人だ。シンプル構造・アナログ感が特徴で、オーナー好みの注文(オーダー)にはおふくろさんのようにやさしく応じてくれるぞ。いつもカウンターの向こうから顔をのぞかせ、細かな会話も拾ってくれる彼女のフィーリングのよさはクセになる魅力がある。趣味は手紙(レター)を書くこと。近ごろは新しくできた後輩のインジェクションに送りまくっているんだとか。

「キャブレター」ってなぁに?

キャブレターとは空気と燃料をエンジン内で燃えやすくするため、霧状に混ぜて混合気を作る装置の事。エンジンの中でピストンが上下に動き、エンジン内で負圧(気圧が下がる)が働く。その負圧を利用して、空気と燃料がエンジン内に吸い込まれ、混合気となってエンジン内部に供給。FI車はそれをすべてコンピューターが行なう。

 

キャブレターは基本的に単純な構造である為、オーバーホールも安価でできる。シール類やOリングなどは消耗していくものなので適宜交換しよう。

 

キャブレターちゃんが登場する4コマ漫画が気になった方は本誌をチェック!

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