速さを求めてCBR1000RR-Rがブラッシュアップ

オンロードスポーツモデルの最高峰、スーパースポーツモデルは定期的に速さを求めて進化している。ホンダ・スーパースポーツのフラッグシップであるCBR1000RR-Rファイヤブレードと、オーリンズの電子制御サスペンションやブレンボフロントキャリパーを採用するSPの2024年モデルがブラッシュアップを受けて登場した。
エンジンはカムシャフトのリフト量・バルブタイミングを見直し、ピストンは圧縮比を高めるためにトップ形状を変更。より繊細なコントロール性と減速時におけるエンジンブレーキ効力増加を求め、ホンダ二輪車初となる2モーター式スロットルバイワイヤを採用した。加えてクランクシャフトやトランスミッションのギヤ比も変更。
車体はフレームの構成部品を新設計。軽量化と剛性バランスの最適化を図ることで、旋回性や接地感の向上をねらった。SPに関しては、ライダーの体重をメーターに入力すれば、それに応じた前後サスペンションの推奨プリロード値が表示されるようになったのもポイント。
そしてカウルに関しては、MotoGPでつちかったノウハウをフィードバックして、ウイングレット・ミドルカウル・アンダーカウルを新設計している。
これらは走行性能のさらなる強化と俊敏なハンドリングを求めた結果。よりスポーティな走りを楽しみたいという人には、要注目の1台である。
すでに販売中で、CBR1000RR-Rファイヤブレードが248万6,000円で、SPが284万9,000円。なおカラーリングに関してはスタンダードがグランプリレッドのみ、SPはグランプリレッドとマットパールモリオンブラックが用意されている。

 

CBR1000RR-R FIREBLADE/SP

CBR1000RR-R FIREBLADE/SP主要諸元

※【】はSP

モデル名
CBR1000RR-R FIREBLADE/SP
型式
8BL-SC82
全長×全幅×全高
2,100【2,105】×740【750】×1,140(㎜)
軸間距離
1,450【1,455】㎜
シート高
830㎜
車両重量
200【201】㎏
燃費消費率*1(WMTCモード値[クラス]*2)
15.4㎞/L[クラス3-2]1名乗車時
原動機種類
水冷4ストロークDOHC4バルブ
気筒数配列
並列4気筒
総排気量
999㎤
最高出力
160kW(218ps)/14,000rpm
最大トルク
113N・m(11.5㎏f・m)/12,000rpm
変速機形式
常時噛合式6段リターン
燃料供給装置形式
フューエルインジェクションシステム
燃料タンク容量
16L
タイヤサイズ(フロント・リヤ)
F=120/70ZR17M/C(58W)・R=200/55ZR17M/C(78W)
乗車定員
2名

※1 燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境(気象、渋滞など)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります ※2 WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます

 

 

CONTACT

問い合わせ先
Hondaお客様相談センター
電話番号
0120-086819
URL
https://www.honda.co.jp/motor/

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