スズキの2025年ニューモデル一挙登場!街を走るバーグマン、勝利を目指すRM-Zシリーズ
スズキは2025年モデルとして、7月18日に発売されたラグジュアリースクーター「BURGMAN400 ABS」と、2025年12月23に発売されるモトクロス競技専用モデル「RM-Z250」と「RM-Z450」の2026年モデルを発表した。街乗りでの快適性と、モトクロス競技での高い戦闘力。それぞれの用途に特化した3台がラインナップされ、スズキの開発思想が際立つ内容となっている。
快適性と上質感を両立するバーグマン400
まず注目したいのが、スクーター市場で高い支持を集める「BURGMAN400 ABS」。1998年にスカイウェイブ400として登場して以来、洗練されたデザインと快適な乗り心地を兼ね備えたモデルとして進化を続けてきた。
2025年モデルでは、価格の変更とカラーリング変更がなされた。
リフレクティブブルーメタリック、パールマットシャドーグリーン、マットブラックメタリックNo.2という3色の新カラーにゴールドのホイールを合わせ、イメージをガラリと変えている。
主要諸元に変更はなく、LEDヘッドライト、快適なクッション性と調整可能なバックレスト、42Lのシート下収納スペースなど、日常からロングツーリングまで幅広く対応する装備を充実させている。トラクションコントロールやデュアルスパークテクノロジー、スズキ・イージースタートシステム、S.A.I.S(イモビライザー)といった先進機能も搭載し、400ccスクーターとしての完成度は非常に高い。価格は2024年モデルから8万47,00円アップの98万100円。
リフレクティブブルーメタリック
マットシャドーグリーン
マットブラックメタリックNo.2
勝利を狙うモトクロッサー RM-Z250/RM-Z450
一方、モトクロス競技用として発表されたのが、「RM-Z250」「RM-Z450」の2026年モデル。いずれも、スズキのアイデンティティを象徴する「BEAK DNA(くちばし形状のデザイン)」を継承。フロントフェンダーからサイドへのダイナミックなラインが、走りの鋭さを視覚的に訴える。
両モデルとも価格とカラーリングの変更がなされ、RM-Z250が85万8,000円。RM-Z450は101万900円となっている。
2026年モデル RM-Z250
RM-Z250は、吸気ポートやシリンダーヘッドの改良により出力特性を強化。ツインインジェクターの採用や、スズキ・ホールショット・アシスト・コントロール(S-HAC)によって、スタート時の加速性能を最大化している。フレーム構造やKYB製サスペンションも見直され、コーナリング性能やメンテナンス性も向上した。
2026年モデル RM-Z450
上級モデルであるRM-Z450には、高効率の吸気システム、アルミフレーム、SHOWA製バランスフリーリヤクッション(BFRC)を採用。A/B/OFFの3モードを選択できるS-HACも装備されており、プロレベルのレースシーンにおいても即戦力となるポテンシャルを秘めている。
スズキの哲学を体現した2025-2026年モデル
都市型プレミアムスクーターとしての完成度を追求したバーグマン400 ABSと、勝負にこだわるモトクロッサーRM-Zシリーズ。快適性と競技性という異なる価値観に応じて、スズキの技術力が存分に発揮された3モデルとなっている。