SUZUKI SWISH

連載新車体感 ニューモデルインプレッション

No.
197
連載新車体感 ニューモデルインプレッション

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※公開中の誌面内容はNo.197(2018年8月24日)発売当時のものになります

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原付二種スクーターは、日常の“足”として人気が高い。各メーカーはこのクラスにさまざまなマシンを送り込んでいる。スズキも2機種をラインナップするが、新たにスウィッシュを送り込んだ。ライバルたちとの違いはいかに?

文:吉田 朋/写真:岩崎 雅考

小径ホイールの機敏さに安定感もプラスされている!?

スウィッシュのスタイリング

 

大径ホイール主流の中で小径ホイールをチョイス

ここ数年の原付二種スクーター市場を見てみると、ホイールの大径化が進んでいる。その理由の一つは安定性を求めてのこと。傾向としては、前後10インチよりも12インチ以上のホイールを履かせた方が安定感が増すからだ。スズキもアドレスV125からアドレス125にモデルチェンジする際、フロントホイールが12インチになり、実際に乗ってみるとアドレスV125よりも安定感は増していた。

 

ただ原付二種スクーターはさまざまな要望が寄せられるクラス。前後10インチホイールならではのメリットを望むライダーも少なからずいるのだ。大径ホイールにすると安定感は増すものの、車格が大きくなったり、機敏さがスポイルされる部分もあるから。その声に応えるべく、スズキはスウィッシュを送り出したのである。

 

前後ホイールサイズは10インチで、ボディサイズはアドレスV125よりも大きいが、現行アドレスシリーズよりもコンパクト。その反面、安定性は多少犠牲になっているのだろうなと思いながら試乗に臨んだわけだが、その考えが間違っていたことに気づかされた。というのも前後10インチホイールならではのキビキビしたハンドリングはそのままに、安定感が高いのだ。とくにスピードが乗り、交通量が多いため路面のコンディションが悪い幹線道路で安定感が光った。

 

これは車体の作り込みを見てみると納得がいく。フレームはコンピューター解析により大径・肉薄な丸パイプを使い、ハンドリングも考慮して前後の剛性バランスを設定。フロントフォークはアドレスシリーズよりもインナーチューブ径を太くし、3段レートのスプリングを組み込んだリヤショックを2本セット。これらによって前後10インチながら、しっかりとした乗り心地を演出できているのだ。またハンドリングを向上させることも抜かりない。ガソリンタンクをフロアボード下に配置したり、フロントタイヤのサイズをアドレスV125よりもワンサイズ上たりなど(リヤタイヤの幅は同じ)。

 

一方エンジン性能を見てみると、アドレス125と共通と思えば、細部が異なる。それもあってアドレス125よりも加速性能はいい。シグナルダッシュで水冷エンジンを搭載するモデルに遅れを取ることもない。車両重量が軽いこともあるのだろうが、下り坂なら前に出ることも。ちなみにフロントブレーキはアドレス125などよりも大径ローターが採用されているので、不安を感じることはない。従来の前後10インチとは、ワンランク上の性能を味わうことができた。

 

ヤタガイ ヒロアキさんの投稿 2018年7月26日木曜日

 

ヤタガイ ヒロアキさんの投稿 2018年7月26日木曜日

 

スウィッシュのディテール紹介

 

スウィッシュの足つき&乗車ポジション

身長171㎝/体重69㎏
シート高は760㎜だが、ライダー側シート後端部に座るとカカトが浮き、片足でも若干浮く。ただ車体が軽いので、片足でも十分支えられる。ちなみに前端部に座り直せば両足でもカカトまで着く

 

SPECIFICATIONS

型式
2BJ-DV12B
全長×全幅×全高
1,830×690×1,095(㎜)
軸間距離
1,250㎜
シート高
760㎜
車両重量
114㎏
エンジン型式・排気量
空冷4ストロークOHC2バルブ単気筒・124㎤
最高出力
6.9kW(9.4㎰)/7,000rpm
最大トルク
10N・m(1.0kgf・m)/6,000rpm
燃料タンク容量
5.5ℓ
燃費(WMTC)
50.1㎞/ℓ
価格
31万8,600円(税8%込)

SWISH 製品ページ

CONTACT

問い合わせ先
スズキお客様相談室
電話番号
0120-402-253
URL
https://www1.suzuki.co.jp/motor/

※記事の内容はNo.197(2018年8月24日)発売当時のものになります

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