【イベントレポート】45 th Love the Earth Meeting

 

開催日
2025.11.16(日)
開催場所
静岡県・静波海岸
主催
ラブジアース実行委員会
後援
牧之原市
特別協賛
HONDA/YAMAHA/SUZUKI
協力
全国二輪車用品連合会/全国オートバイ協同組合連合会/日本二輪車普及安全協会/日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)
協賛
オートバイ/カワサキバイクマガジン/クラブハーレー/タンデムスタイル/バイクジン/ヘリテイジ&レジェンズ/モーターサイクリスト/モトチャンプ/ヤングマシン/ライディングスポーツ/レディスバイク

 

自然への恩返し+復興支援のため
牧之原市にライダーが集結!

タンデムスタイルとしても思い入れのあるイベント

我々ライダーがツーリングを楽しむことができるのは、美しい自然があってこそ。だからこそ、たまには地球に恩返しをしよう! そんな想いをもつライダー有志によって『ラブ・ジ・アース』という活動が発足したのは2002年のこと。立ち上げられたラブ・ジ・アース実行委員会は、地球愛護活動や社会貢献を通じてライダーの社会的地位をも向上させようという目的のもと、日本各地で海岸清掃ミーティングを開催し続けている。
ちなみにタンデムスタイルはこの活動発足時からの賛同しているメディアのひとつで、記念すべき1回目の海岸清掃ミーティングから、毎回欠かさずイベントレポートを掲載し続けてきた。
そんな歴史ある活動の第45回目となるミーティングが、去る11月16日、静岡県牧之原市・静波海岸で開催された。今回のミーティングは自然への恩返しだけでなく、牧之原市の復興支援(詳細は後述)というテーマも含んだものとなっており、こうした性質を帯びたバイクミーティングは非常に貴重といえるのではないだろうか。
では、当日はどのようなイベントが行なわれ、会場はどのような雰囲気だったのか。詳しいレポートをお届けしよう。

 

LOVE THE EARTHの歴史と実績

ラブ・ジ・アースを知るうえでぜひ知っておきたいのが「さまざまな表彰を受けている」ということ。これまでの表彰歴は3回で、まず一つめが2014年に環境省から。二つめは2017年に社会貢献支援財団から。そして三つめが2024年に静岡新聞・静岡放送福祉事業団からの表彰を受けているのだ。ライダーの活動としては非常に貴重なことといえるだろう。

 

 

会場は「日本最大級の竜巻」が襲った静岡県牧之原市

今回の会場は、すでに触れているとおり静岡県牧之原市。2025年9月に、大災害に見舞われたことをご存じだろうか? 9月8日に上陸した台風15号の影響で、牧之原市から吉田町にかけて竜巻が発生。この竜巻の最大瞬間風速は75m/sに達しており、これまでに国内で発生した竜巻の中でも最大級のクラスだったという。
竜巻によって全半壊した家屋は1,700軒以上、多数の農業用ハウスも損壊し、さらには死者1名・重軽傷者80名以上という人的被害も発生するという甚大な被害が出てしまった(政府も激甚災害に指定している)。今回はこの災害から2ヶ月ほどしか経っていない時期ということもあり、復興支援も兼ねて行なわれたのだ。

 

 

竜巻が発生した直後の被災エリアはこのような状況だったという。電柱が倒れ、家の屋根や壁が吹き飛び、農業用ハウスは損壊…と、写真を見るだけでも言葉を失ってしまう

 

第一部 海岸清掃

ラブ・ジ・アースミーティングは二部構成になっており、第一部(10時~11時30分)は、このミーティングの主目的でもある海岸清掃。来場者は受付でゴミ袋を受け取り、会場の思い思いの場所でゴミ拾いを行なうのである。
当日は文句なしの青空のもと、ゴミ袋を受け取った参加者たちは次々にビーチへと散っていく。今回の会場にはあまり大型のゴミは落ちていなかったが、注意深く観察すると、小さなプラスチック片などが落ちていることに気が付く。これらが削られたり風化したりすることでマイクロプラスチックになっていくことを考えると、地味な作業ではあるが、こういった小さなプラスチック片を回収することには大きな意味があることだろう。
とはいえ海岸清掃は、参加者それぞれ自分のペースで行なえばOK。潮風に吹かれ、静波海岸のきれいな景色を眺めながらゴミ拾いをしていれば、第一部の1時間半はあっという間に過ぎていく。

 

 

今回の会場、静波海岸は基本的にとてもきれいなビーチなのだが、注意深く探せばゴミは落ちている。こういったゴミを拾うことで、少しでも自然への恩返しになれば…、というのがこの活動の趣旨である

 

海岸清掃がスタートしてしばらく経つと、ビーチ全域にライダーの姿が見られるような状態に…! こういった光景は、ライダーのイメージ向上にもつながっているはずだ

 

第一部では、今回のゲストライダー4名と、イベントMCを務めるYouTuber「かなえADV」さんも参加者と一緒にゴミ拾い。そして牧之原市のマスコット「チャーフィン」も登場した

 

11時30分ごろになると参加者たちが次々に「ゴミ収集ポイント」に戻ってくる。スタッフにゴミ袋を渡したら、これにて第一部は終了。一人の人間が集められるゴミの量はわずかなものだ。しかし人数が集まることによってこれだけの量になり、継続することによってその効果はより大きくなることだろう。ひと息ついたあとに、イベントとしては第二部がスタートする

 

第二部 ステージイベント

海岸清掃が終わったあと、しばし休憩タイムを挟んでトークショーやチャリティオークションなどの第二部がスタートする。ステージの周りにはホンダ・ヤマハ・スズキをはじめさまざまなブースも出展されているので、そちらもぜひ楽しみたいところ。
バイク系イベントして派手さはないが、会場までツーリングを楽しみ、海岸でゴミを拾う。やってみるといい運動になり、意外と楽しい。地球環境保護にも結びつく。他のイベント違った楽しみ方がある。それがラブ・ジ・アース・ミーティングなのだ。

 

 

第二部の冒頭では牧之原市長の杉本基久雄さん(左)と、静岡県議会議員の大石健司さん(右)が登壇し、参加者への感謝の言葉を述べた。こういった海岸清掃は地元の理解と協力なしには開催できないので“我々の方こそ感謝”である

 

 

ステージイベントの締めくくりは、これまた恒例のじゃんけん大会。ゲストも再びステージに登壇し「じゃんけん役」を務めてくれた

 

 

会場にはさまざまなブースが!!

 

会場にはチェーンメーカーのD.I.Dのブースをはじめ、地元の飲食店のブースも出展。こういった店で昼食をとり、ブース見学をしていると楽しい時間が過ごせる

 

まとめ:20年以上継続していること。それこそがこの活動の意義

客観的に見れば、ラブ・ジ・アースミーティングはそこまで巨大なイベントではない。バイク業界には数千台を超える参加台数を集めるバイクイベントも存在することを考えると、ラブ・ジ・アースミーティングが比較的小規模なのは間違いないだろう。多くの人にとって「ゴミ拾い」はワクワクするようなことではないだろうし、面倒だなと思ったとしても仕方ないかもしれない。
しかしそんな側面があってもなお、会場には毎回数百台のバイクが集まるし、過去には1,000台を超える台数が集まったこともある。そして、すごいのはやはり『20年以上も続いていること』だ。ここまで長く続いていると「世代を越えて」という表現を使っても決して大げさではなく、何度も表彰されている理由も継続性が評価されている部分が大きいだろう。バイク業界広しといえども、こんな活動はなかなかない。そして何より、このミーティングに集まるライダーたちはみんな、カッコいいのである。見た目だけではないカッコよさを背中で見せている…、といった感じだろうか。
今後も、ラブ・ジ・アースは続いていくだろう。もし少しでも興味があったら、ぜひアナタも会場を目指してみてはいかがだろう。夕日を浴びて帰途につくアナタはきっと「カッコいいライダー」として、背中で語っているはずだ。

 

 

 

CONTACT

問い合わせ先
ラブジアース
URL
https://www.lovetheearth.jp/

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