YAMAHA TRICITY

隔月連載このバイクに乗ってみたい!
怒涛のニューモデル特集

No.
148
隔月連載このバイクに乗ってみたい!怒涛のニューモデル特集

この企画に登場しました!

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注目要素が目白押しの新しい乗り物だ!

ヤマハが与えた名称は“リーニング・マルチ・ホイール(略してLMW)”。バイクのようにリーンして(車体を傾けて)旋回する3輪以上の車両を総称してこのように呼び、LMW第1弾として、9月10日にリリースされるのがトリシティなのである。

普通“3輪の乗り物”というと、いわゆるトライクと呼ばれるような、フロント1輪 ・ リヤ2輪のモデルを想像するところだが、トリシティはフロント2輪 ・ リヤ1輪。そして、ハンドルを切って曲がるのではなく、バイクと同じようにバンクして旋回していくわけである。こういったスタイルの乗り物は、イタリアのピアジオがリリースして久しいけれど「世の中に広く知られている」とまではいかないだろう。トリシティには、そんな日本の世の中を振り向かせる話題性がたくさんある。

まず注目すべきなのは、排気量が125ccであること。従来の原付二種スクーターといえばどうしても“移動の足”というイメージをぬぐえなかったが、トリシティは道行く人の視線を集めること間違いなしだろう。デザイン面でも、従来の原付二種のイメージとは一線を画す、スタイリッシュなものとなっている。

そして、トリシティの魅力としてぜひ強調しておきたいのが、価格だ。税込35万6400円という設定は、この斬新なメカニズムを考えるとかなり努力したラインだということがわかるだろう。今年のバイク業界における“台風の目”ともいえるモデル、それがトリシティなのである。

DETAIL

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メーターは横長の液晶デジタル式。スピードが中央部に表示され、左側に時刻とガソリン残量、右側に外気温と走行距離がそれぞれ表示される。タコメーターはない

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シートは一般的なスクーターとほぼ同じような形状となっている。リヤシートの座面も広めに確保されているので、タンデムの快適性も高い。タンデムツーリングも楽しそう

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ステップボードは、両足をそろえて下に置くようなタイプ。ビッグスクーターにありがちな、足を前方に突っ張るようなライディングポジションを取ることはできない

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折りたたみ式を採用しているタンデムステップ。収納式とすることで、車体のスリムなフォルムを損なうことなく、使いたいときのみ容易に取り出すことができる

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フロントの2輪は、写真を見ればわかるとおり左右独自に可動する。トライクなどのリヤ2輪とは、根本的に異なる挙動をする乗り物だというのがわかるだろう

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カーブを曲がるときは、普通のバイクのように車体を傾ける。バンク角はけっこう深く確保されており、軽快なライディングを楽しむことができる

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ヤマハ独自のリーニング機構を採用するサスペンションは、片持ちのテレスコピック式。荒れた路面でも高いギャップ吸収性を持つ

SPECIFICATIONS

全長×全幅×全高
1,905×735×1,215mm
軸間距離
1,310mm
シート高
780mm
車両重量
152kg
エンジン型式・排気量
水冷4ストロークOHC2バルブ単気筒・124cm3
最高出力
8.1kW(11ps)/9,000rpm
最大トルク
10N・m(1.0kgf・m)/5,500rpm
タンク容量
6.6L
価格
35万6,400円

※記事の内容はNo.148(2014年7月24日)発売当時のものになります

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