【タンスタ本誌263号】バイク事故を“意識”で回避! シチュエーション別・危険察知術 その2 ~リスクヘッジマニュアル~

 

バイクに乗ることは楽しい! 楽しく走れば気分も上がるが、ちょっと待って! 調子に乗りすぎて無意識に自分本位な運転になっていたり、周囲の危険を察知できない緩慢な運転になっていたりしないだろうか。勢いで乗るのではなく、冷静に“危険に対するアンテナ”を張ることができれば、もっとリスクは減らせるはず。ここではシチュエーション別の危険について考えてみよう。

※この記事は『タンデムスタイル No.263』の“リスクヘッジマニュアル”特集をWEB用に再編集したものです。

 

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バイク事故はいやだ! シチュエーション別・危険察知術 その1

バイクに乗っているときに気を付けるべき場所

 

身をさらして走るライダーにとって一番過酷な天候は雨だ。人によっては“修行”というほど。雨粒によって視界が悪くなり、外部の情報が得にくくなってしまう。それに加えて、レインウエアは着てはいても、手先や首まわりといった端部からの浸水は免れず、長い時間走るほど動きづらくなっていく。晴天時よりもさらに慎重に運転する必要があるのだ。

 

また、雨が降るとタイヤのグリップが落ちるし、普段気にせず通過しているが、濡れるとすべりやすいところもある。タイヤに関しては雨に強いタイプにすればマシになるが、それでもすべりやすいポイントには十分に注意して走ってほしい。

 

濡れるとすべりやすくなる代表的なモノ。マンホール、白線、鉄板、落ち葉。雨の日はできればこれらを避けて走るようにしたいところ。しかし場合によっては避けることが難しいこともある。そういった場合は速度を落とし、極力車体を寝かさないようにしてクリアしよう。

 

比較的安全な高速道路だが、渋滞になると話は別。しかもそれが夜になると、危険度は増す。渋滞がある程度解消されるまで、PA・SAで休憩をとるなど対策を講じよう

 

ツーリングに出かければ、帰りが夜になることも多いだろう。昼間の運転以上に負担が大きく、危険に遭遇する確率が高くなるのが“夜”だ。まず、昼間と違って視界が悪くなること。そして体力を消耗して集中力が落ちていること。集中力が低くなると“かもしれない運転”の精度が低くなるし、視界が悪ければとっさのできごとに対応しににくくなるからだ。それは周囲の四輪やバイクにもいえること。昼間以上に休憩を取りつつ、ペースを抑えめにして乗り切ろう。ライトに手を加えて視認性を、反射素材を活用して被視認性を上げることも安全に結びつく。

 

同じ場所で“見え方”実験!

同じ場所で夕方と、日が沈んでから撮影した写真だ。夕方はある程度見えていたが、日が沈むと一気に情報量が落ちてしまう。歩行者や自転車をすばやく認識できなくなるなどリスクが高まるので、速度を抑えた運転をしよう。

 

車体にリフレクターを貼ったり、反射素材が用いられたウエアを着用する。これによって周囲の四輪やバイクのライトが反射し、自身の存在をアピールできるぞ

 

強風

風の影響を受けるのはバイクだけではない。たとえばゴミが舞って視界を遮られたり、風で飛ばされたビニールの袋などが路面に落ちていたり。その状況は刻々と変わっていくので、対処できるペースで走ること

 

風を切って走るのはバイクの醍醐味のひとつ。しかし高速道路におけるトンネルの出口、海上道路などを走ってみると横風の影響を受けやすいと感じるだろう。バイクは遠心力や重力といった力を自身の重さや速度でバランスさせながら走る乗り物だけに、横から風で押される力にもダイレクトに車体が反応してしまうのだ。

 

走り慣れてくれば風の押す力と同等の力で押し返してやればまっすぐ走れるものの、不意の突風や吹き戻しを食らうと思いがけずバランスをくずしやすいもの。そんなときは、柳の枝もしくはコンニャクになったつもりで風の力を受け流そう。風に対して踏ん張るのではなく、風を受け入れていなせば、意外にコワイ思いをしなくてすむ。

もっと記事の内容を詳しく知りたいなら!

 

タンデムスタイル No.263』の“リスクヘッジマニュアル”特集をチェック!

 

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